臨床試験の結果から読み解くレビトラの効果について
多くの臨床試験や治験実績があるED治療薬のレビトラ。本記事ではレビトラについて詳しく知りたい方向けに、臨床結果を基にレビトラの効果を紹介します。
お薬通販部スタッフ[監修]

レビトラはバイアグラ、シアリスと並び厚生労働省によってEDの治療薬として認可された数少ない医薬品です。
この記事はレビトラの効果について医学的根拠を求める方に、臨床試験の結果を基に解説します。
目次
世界で2番目に開発されたED治療薬のレビトラ

かつては治療できない病気と考えられていた勃起不全ですが、1998年にアメリカで初めてバイアグラがED治療薬として承認され、一般の方にも認知されるようになりました。
レビトラはバイアグラに次いで世界で2番目に開発されたED治療薬としてよく知られています。
現在では特許期間経過にともないレビトラの販売は終了していますが、レビトラのジェネリック医薬品であるバルデナフィル錠が各製薬会社から販売されており、レビトラと同等の効果が期待できます。
この記事ではレビトラ(バルデナフィル錠)の臨床結果を読み解き、有用性や持続性について分かりやすく解説します。
レビトラの有用性について
国内で行われたブリッジング試験(用量反応試験)において、挿入の頻度および勃起の維持の2点に関する評価が行われました。
回答から得られた数値に基づき、挿入の頻度および勃起の維持の2点に関する評価が行われました(糖尿病や脊髄損傷によるED患者、および根治的前立腺全摘除術の既往のある患者を除く)。
プラセボ | レビトラ(バルデナフィル)投与群 | ||
5mg | 10mg | ||
挿入の頻度 | 71例 | 67例 | 75例 |
投与前投与後 | 2.63.2±0.1 | 2.94.1±0.1 | 2.84.5±0.1 |
勃起の維持 | 71例 | 67例 | 75例 |
投与前投与後 | 1.52.3±0.2 | 1.63.5±0.2 | 1.54.2±0.2 |
挿入の頻度に関してレビトラ(バルデナフィル錠)の服用前は時々(10回中5回)挿入に成功していたのが、服用後はおおかた毎回もしくはほぼ毎回挿入に成功しています。
勃起の維持に関してもレビトラ(バルデナフィル錠)の服用前はまったく勃起を維持できないかたまに維持できる程度であったのが、服用後はおおかた毎回勃起を維持できるようになりました。
このデータからは、レビトラ(バルデナフィル錠)を服用することで挿入に成功し、性交時に中折れしにくくなることが分かります。
レビトラの効果持続性について
レビトラおよびジェネリック医薬品のバルデナフィル錠の効果は服用後およそ30分で効果があらわれ始め、5時間ほど効果が持続することが分かっています。
詳しくはこちらのコラムでご紹介しています。
病気にともなうEDに対するレビトラの効果に関する臨床試験

EDの原因はさまざまで、性交時のトラウマが勃起不全を引き起こすこともあれば、以下の病気やケガが原因でEDを発症するケースもあります。
ここでは、病気やケガによるEDに対してレビトラが有効なのかどうか、臨床試験の結果を基に解説します。
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糖尿病を持つED患者にレビトラを用いた臨床試験の結果
糖尿病を有する勃起機能不全患者に10mg・20mgのレビトラ(バルデナフィル錠)を投与した国内臨床比較試験において以下の結果が出ています。
プラセボ群 | レビトラ(バルデナフィル錠)投与群 | ||
10mg | 20mg | ||
IIEF勃起機能ドメインスコア | N=106 | N=336 | N=337 |
投与前投与後 | 13.7 16.3±0.7 | 13.6 21.8±0.4 | 13.9 22.9±0.4 |
数値は勃起機能の質問(1〜5・合計25点)に、質問15の5点を加えたもので、最高点が30点です。
勃起機能に関しては質問1〜質問5の合計点によって以下のように分類されています。
投与前はプラセボ群、レビトラ(バルデナフィル錠)投与群ともに軽度〜中等度のEDに分類されています。
しかし、レビトラ(バルデナフィル錠)投与群では、投与後に軽度のEDもしくは正常にまで改善が見られました。
脊髄損傷を持つED患者にレビトラを用いた臨床試験の結果
脊髄損傷を有する勃起機能不全患者にレビトラ(バルデナフィル錠)を投与した国内臨床比較試験において以下の結果が出ています。
投与パターン | ||
10mg→10mg | 10mg→20mg | |
IIEF勃起機能ドメインスコア | N=10 | N=22 |
投与前投与4週後 | 12.2±7.3 26.9±4.3 | 10.3±5.7 17.5±7.5 |
投与8週後投与12週後 | 27.3±2.3 25.0±8.5 | 22.3±8.1 22.2±8.1 |
数値は勃起機能の質問(1〜5・合計25点)に、質問15の5点を加えたもので、最高点が30点です。
脊髄損傷を有する勃起不全患者に対して10mgのレビトラ(バルデナフィル錠)を用いた国内臨床比較試験では、投与後4週間の時点ではプラセボ群と比べて有意な改善は見られませんでした。
その後、バルデナフィルに対する忍容性が良好であった方に対して20mgへ増量したところ、勃起機能に有意な改善が認められました。
まとめ

レビトラは加齢にともなうホルモンバランスの変化にともなうEDだけでなく、糖尿病や脊髄損傷の合併症として起こるEDに関しても有効であると分かりました。
国内での販売実績も長く、レビトラと同じ有効成分を配合したバルデナフィル錠も安価で販売されています。
レビトラやジェネリック医薬品のバルデナフィル錠に興味がある方は、個人輸入通販サイトを利用してみてはいかがでしょうか。
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