ヒドラジドの併用禁忌薬とは?服用してはいけないケースも詳しく解説!

ヒドラジドは高血圧症や腎性・心性・肝性等における浮腫の改善・予防と幅広い症状に適した降圧利尿剤ですが、注意しておきたい併用禁忌薬があります。こちらのコラムではヒドラジドの併用禁忌薬と服用してはいけないケースを詳細に解説します。

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記事公開日:2025.04.09

最終更新日:2025.04.09

お薬通販部スタッフ[監修]

ヒドラジドの併用禁忌薬とは?服用してはいけないケースも詳しく解説!

ヒドラジドの服用中に他の症状で薬を用いることになった場合は、併用に問題がないかを確認しておくことが大切です。

ヒドラジドには、同時に服用すると重大な健康被害の原因となる併用禁忌薬があります。ここではヒドラジドの併用禁忌薬と、服用してはいけない人について解説します。




ヒドラジドの併用禁忌薬とは?

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ヒドラジドにはどのような併用禁忌薬があるのでしょうか?高血圧症浮腫の改善・予防にヒドラジドを用いる際は、併用禁忌薬を早めに理解し、正しい服用を心がけることが大切です。

ここでは、ヒドラジドの具体的な併用禁忌薬について見ていきましょう。




そもそも併用禁忌薬とは?

ヒドラジドをはじめ、数多くの医薬品には併用禁忌薬が複数存在しています。

そもそも併用禁忌薬とは、同時に服用することで重大な健康被害が出たり、適正な薬効が得られなくなる種類のことを言います

ヒドラジドと併用禁忌薬を同時に服用してしまうと、日常生活の支障となるような副作用が出たり、適正な効果が得られず症状が長引くおそれがあるため、注意が必要です





ヒドラジドの併用禁忌薬について

ヒドラジドの併用禁忌薬は、ミニリンメルトなどの「デスモプレシン酢酸塩水和物」があります。この治療薬は、男性の夜間多尿における夜間頻尿の治療に使用される薬です

ヒドラジドとミニリンメルトなどのデスモプレシン酢酸塩水和物を同じタイミングで服用してしまうと、低ナトリウム血症のおそれがあるとの注意喚起があります

低ナトリウム血症は、意識障害やけいれんなどの深刻な症状が出やすいため、ヒドラジドとデスモプレシン酢酸塩水和物の併用をしないよう注意しましょう。






ヒドラジドは、インドのシプラが販売している利尿降圧剤です。ダイクロトライドのジェネリック医薬品になります。ヒドラジドの有効成分であるヒドロクロロチアジドの利尿作用により、全身のむくみが除去できます。さらに血流の余分な水分を減らして、血圧を下げる効果があるため、高血圧症の治療にも使用されています。

1箱:1,800円



ヒドラジドを服用してはいけないケース

ヒドラジドには、前項までにお伝えした併用禁忌薬以外にも、服用ができないケースがあります。

ここではヒドラジドの服用ができないケースと、服用における影響を詳しくご紹介します。





無尿の患者

ヒドラジドは利尿作用を促し浮腫や高血圧症を改善・予防する治療薬です。

そのため、無尿の患者がヒドラジドを服用しても、本来の効果が得られないとの注意喚起があります。



急性腎不全の患者

急性じん不全の方がヒドラジドを服用してしまうと、腎機能の悪化につながるとの注意喚起があります



体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している場合

ヒドラジドはむくみや高血圧症の原因となる体液中のナトリウムやカリウムを、優れた利尿作用で排出する作用があります

そのため体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している方がヒドラジドを服用してしまうと、電解質失調のおそれがあるとの注意喚起があります。

電解質失調は、しびれやむくみ、ふらつきなどの副作用が出やすくなるため、上記に当てはまる場合は服用を避けましょう。



チアジド系薬剤又はその類似化合物に対する過敏症の既往歴のある患者

過去にヒドラジドやチアジド系薬剤を服用し、有効成分に対して過敏な反応があった方は、重大な副作用発現のおそれがあるため、ヒドラジドの服用ができません




まとめ

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ここでは代表的な利尿降圧剤・ヒドラジドの併用禁忌薬と服用してはいけないケースについて解説してきました。

ヒドラジドの服用を始める際は、併用禁忌薬や服用してはいけないケースに当てはまっていないかを本記事で確認し、正しい使用で早期の症状改善・予防につなげていきましょう。

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