ファムシマックの服用時の注意事項は?服用に注意が必要な人や併用注意も解説
ファムシマックは、服用に注意が必要な人や、ファムシマックと併用注意の薬など注意が必要なことがあります。これら服用時の注意事項についてわかりやすく解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ファムシマックは、単純疱疹や帯状疱疹などのヘルペスウイルス感染症の治療に広く使われる薬ですが、服用時にはいくつか注意することがあります。
本記事では、ファムシマックの服用に注意が必要な人や、ファムシマックと併用注意の薬などの注意事項について解説します。
ファムシマック服用時の注意事項を知り、ヘルペスウイルス感染症を安全に治療しましょう。
目次
ファムシマックの服用時の注意事項

ファムシマックを安心して服用するためにも、事前に注意事項や併用注意についてしっかり確認しましょう。
以下の項目について詳しく解説します。
ファムシマックの服用に注意が必要な人
ファムシマックには、使用することができない人や、使用に注意が必要な人がいます。
ファムシマックを使用できない人は、過去にファムシマックに含まれる成分で過敏症があった人です。
また、使用に注意が必要な人は、腎臓に障害がある人や妊娠中・授乳中の人などです。
それぞれ下記の表にまとめていますので、あてはまっていないか確認してください。
使用することができない人 | ・過去にファムシマックに含まれる成分で過敏症があった人 |
使用するのに注意が必要な人 | ・造血幹細胞移植や臓器移植を受けて、あるいは HIV に感染して免疫機能が低下している人 ・腎臓に障害のある人 ・妊婦または妊娠している可能性がある人 ・授乳中の人 |
ファムシマック服用時に注意すること
ファムシマック服用中は気を失うなどの意識障害があらわれることがあるので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作をする際は十分に注意しましょう。
急性腎障害があらわれることもあるため、服用中は変わった症状がないか注意が必要です。
また、他の薬を購入する際は医師や薬剤師に相談しましょう。
ファムシマックの併用注意
ファムシマックには併用注意の薬があります。
「併用注意」とは、一緒に服用すると効果が変化したり、副作用が起こりやすくなるため一緒に服用するのに注意が必要な薬の組み合わせです。
ファムシマックの併用注意の薬はプロベネシドで、痛風の治療や、ペニシリンやパラアミノサリチル酸の血液中の濃度を維持させるために使用する薬です。
プロベネシドは、腎尿細管における尿酸の再吸収を抑制して血液中の尿酸を尿中に排泄させる作用があります。
また、ペニシリンなどの腎尿細管における排泄を抑制し、これらの高い血中濃度を持続させます。
ファムシマックの活性代謝物であるペンシクロビルは、主に腎臓の尿細管分泌により排泄されることから、プロベネシドによりペンシクロビルの排泄が抑制されるおそれがあるのです。
痛風治療などでプロベネシドを服用している人は、十分に注意しましょう。
ファムシマックに併用禁忌はある?
ファムシマックには併用禁忌の薬はありません。
「併用禁忌」とは、一緒に服用すると深刻な健康被害や、適正な治療効果が得られないおそれがあるため一緒に服用しないこととされている薬の組み合わせです。
薬の組み合わせによっては、薬の効果や副作用が強くなりすぎたりします。
ファムシマックにはそのような併用禁忌に該当する薬はありません。
まとめ

ファムシマックを服用する際は、使用できない人や使用に注意が必要な人に該当していないかをしっかり確認しましょう。
ファムシマック服用中は意識障害があらわれることがあるので、自動車の運転をする人などは十分に注意してください。
また、痛風治療などに使われるプロベネシドは併用注意です。
これらの注意点を確認し、安全にファムシマックを服用しましょう。
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