デュタストロンの有効成分デュタステリドについて
デュタストロンはインドの製薬会社「Asle pharmaceuticals」が製造・販売しているAGA治療薬です。デュタストロンの有効成分デュタステリドについて解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

AGAは日本で男性型脱毛症と呼ばれており、発症するとゆっくりとですが確実に進行する点が特徴です。
そのため、AGAの発症が疑われる際には投薬治療を行い、薄毛の進行を遅らせたり、年齢相応の毛髪量を維持したりするのが一般的です。
今回はAGA治療薬デュタストロンの有効成分であるデュタステリドについて解説します。
デュタステリドとは

はじめに、デュタストロンの有効成分であるデュタステリドの特徴などについて解説します。
AGA治療薬の有効成分
デュタステリドはAGA治療薬に配合される有効成分の1つです。厚生労働省ではデュタステリド以外に、フィナステリドとミノキシジルをAGA治療に効果的な成分として認可しています。
デュタステリドとフィナステリドに関しては内服タイプの治療薬が認可されていますが、ミノキシジルに関しては塗り薬タイプ(外用薬)しか認可されていません。
AGA治療薬の歴史
AGA治療が行われるようになったのは比較的最近のことで、日本では1939年に初めて植毛手術が行われました。
AGA治療薬が開発されたのは、初めての植毛手術からおよそ50年後の1988年、FDA(アメリカ食品医薬品局)によってロゲインが承認されたのが始まりです。
ロゲインには有効成分としてミノキシジルが配合されており、局所の血行を促進して毛髪の成長を促す効果が確認されています。
世界初の内服薬として登場したのがフィナステリドで、1997年にフィナステリド内服薬のプロペシアがFDAによって承認されました。
2010年代になるとそれまで前立腺肥大症の治療薬として用いられていたデュタステリドが注目を浴び、2016年にはデュタステリド内服薬のザガーロが国内でも販売されるようになりました。
デュタステリドの特徴
デュタステリドの特徴はAGAの原因となる男性ホルモンの分泌を抑制し、抜け毛を予防する点です。
デュタステリドがAGA治療において「守りの治療薬」と呼ばれるのはそのためです。
しかし、先発医薬品ザガーロの添付文書には、24週におよぶデュタステリドの服用による有意な発毛が見られたとの記載があります。
![]() デュタストロンは、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬です。早い人で約3ヶ月、通常は約6ヶ月で「頭皮全体の毛質が硬く太くなった」「毛量が増え頭皮が目立たなくなった」という効果を実感できるとされています。 1箱:516円~ |
デュタステリドの構造

デュタストロンの有効成分であるデュタステリドの分子式は「C27H30F6N2O2」、分子量は「528.53」です。
デュタストロンを服用するとおよそ1.5時間で効果が最大に達し、完全に体外へと排出されるまで数ヶ月かかります。
デュタステリドの作用機序
デュタステリドの作用機序について理解するためには、AGA発症のメカニズムについて簡単に知っておく必要があります。
テストステロンがジヒドロテストステロンへと変化する際に、触媒として重要な役目を果たすのが酵素の一種である5αリダクターゼです。
デュタステリドには5αリダクターゼの働きを阻害する作用があるため、TGF-βの生成を抑制して抜け毛を予防します。
まとめ

デュタストロンには有効成分としてデュタステリドが配合されており、AGAの原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑制し、抜け毛を予防する効果が期待できます。
AGAは進行型の脱毛症のため、発症が疑われる際にはなるべく早めにデュタストロンなどの服用を開始するのが大切です。
デュタストロンを購入した際には用法用量を守って服用し、AGAの改善にお役立てください。
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デュタストロンは、デュタステリドを主成分としたAGA治療薬です。早い人で約3ヶ月、通常は約6ヶ月で「頭皮全体の毛質が硬く太くなった」「毛量が増え頭皮が目立たなくなった」という効果を実感できるとされています。
516円~
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