デュタステリドの効果的な飲み方(服用方法)は?タイミングも解説

「デュタステリドの効果的な飲み方が知りたい」という人に向けて、この記事では正しい服用方法について解説します。デュタステリドの効果を妨げない飲み方、服用時の注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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記事公開日:2024.07.24

最終更新日:2025.06.24

お薬通販部スタッフ[監修]

デュタステリドの効果的な飲み方(服用方法)は?タイミングも解説

この記事では、デュタステリドの効果的な飲み方(服用方法)について解説します。

デュタステリドは、AGA(男性型脱毛症)の進行を抑える効果がある治療薬です。

AGA治療として非常に効果的なお薬ですが、服用方法を間違えると、十分な効果が得られなかったり、副作用のリスクが高まったりするおそれがあるので注意が必要です。

この記事では、デュタステリドを飲むタイミングや効果を妨げないための飲み方・注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてください。

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デュタステリドとは?

副作用が強く見られる際の対処法の見出し画像

デュタステリドとは、AGAの進行を抑えるために使われる内服薬のことです。

主に、先発薬のザガーロやジェネリック医薬品のデュタス、デュタストロンなどの有効成分としても知られています。

デュタステリドがAGAに効果があるのは、AGAを進行させる原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の産生を抑える働きがあるためです。

Ⅰ型とⅡ型の5αリダクターゼ(5α還元酵素)を阻害し、テストステロンからジヒドロテストステロンが作られるのを抑制します。

その結果、脱毛因子の誘導が阻害されるため、AGAの進行が抑制されやすくなります。






フィナステリドとの違い

フィナステリドも、デュタステリドと同様にジヒドロテストステロンの産生を抑えることでAGAに効果を発揮するお薬です。

しかし、デュタステリドがⅠ型とⅡ型の5αリダクターゼを阻害するのに対して、フィナステリドはⅡ型のみ阻害します。

デュタステリドの方が、より強力にジヒドロテストステロンの産生を抑制するため、フィナステリドよりも高い治療効果が期待できるでしょう。

実際に、フィナステリドとデュタステリドの効果を比較した試験では、デュタステリドの方が毛髪数と毛直径を改善する効果が高かったと報告されています。






ミノキシジルとの違い

ミノキシジルはデュタステリドと異なり、ジヒドロテストステロンを抑える作用はありません。

代わりに、毛周期(ヘアサイクル)を正常化し、髪の毛が成長しやすい環境を整えて発毛を促す効果があります。

また、頭皮の血流を良くして毛包に栄養素を届けやすくする効果があることも特徴です。

デュタステリドとミノキシジルはそれぞれ異なる作用を持つため、併用されることも珍しくありません。

なお、ミノキシジルには外用薬と内服薬があり、外用薬は市販でも購入できます。






デュタステリドの効果的な飲み方(服用方法)

ここでは、デュタステリドの基本的な飲み方(服用方法)について以下を解説します。

  • 最低でも6ヶ月以上は飲み続ける
  • 0.1mgを1日1回服用する
  • 必要に応じて0.5mgに増量する



0.1mgを1日1回服用する

デュタステリドの基本的な服用量は、0.1mgを1日1回です。

これは、AGAの初期段階や副作用の不安がある人に対して主に処方される量です。

1日1回、決まった時間に飲むことが望ましいので、服用時間をできるだけ一定にするのをおすすめします。

服用時間を毎日変えてしまうと、体内のお薬の濃度が安定せず、十分な効果を得にくくなる場合もあります。

また、飲み忘れたからといって2回分をまとめて服用するのは危険です。

副作用のリスクを避けるためにも、毎日1回、決められた量を服用してください。






必要に応じて0.5mgに増量する

デュタステリド0.1mgの服用で効果が不十分な場合や、より高い効果を求める場合は、医師の判断により1回0.5mgが処方されることもあります。

増量することで、発毛の実感や抜け毛の改善効果が得やすくなる可能性があります。

ただし、用量を増やすことで副作用が起こるリスクも高まるので、自己判断で増量するのは避けてください。

医師の指導のもと、体調や治療の経過を見ながら慎重に判断することが重要です。






最低でも6ヶ月以上は飲み続ける

デュタステリドは、服用を始めてすぐに効果が出るお薬ではありません。

通常、発毛や抜け毛の改善を実感するまでには、最低でも6ヶ月以上の継続が必要です。

これには、髪の毛の成長サイクルが関係しています。

抜けた毛が再び生えてくるには時間がかかるので、一定期間は服用を続けなければなりません。

また、途中で服用をやめてしまうと、せっかく抑えたジヒドロテストステロンの影響が再び強くなり、抜け毛や薄毛が再発する可能性があります。

そのため、焦らず長期的な視点で治療に取り組むことが大切です。






デュタステリドを飲むタイミング

デュタステリドの服用タイミングとして、明確に決まった時間はありません。

ただし、体内の有効成分の濃度を一定に保つためには、毎日同じ時間帯に服用するのが望ましいとされています。

朝や夜のどちらでも問題ありませんが、自分が忘れにくい時間帯を選び、継続的に服用することが大切です。

また、食事の影響を受けにくいため、食前・食後を問わず服用できます。飲み忘れを防ぐためにも、自分の生活リズムの中で継続しやすい時間帯を選びましょう。






1日おき(2日に1回)の服用でも効果はある?

デュタステリドは、基本的に1日1回の継続的な服用が推奨されています。

1日おき(2日に1回)の服用では、体内の有効成分の血中濃度が安定しにくく、十分な効果が得られない可能性があるためです。

AGAの治療において、ジヒドロテストステロンの抑制を安定的に続けることが重要なため、服用間隔が空くと治療効果が不安定になる可能性があります。

ただし、副作用の懸念や体質的な問題から、医師の判断により例外的に1日おきの服用が指示される場合もあるでしょう。




デュタステリドの効果を妨げないための飲み方

ここでは、デュタステリドの効果を妨げないための飲み方として以下を解説します。

  • 男性型脱毛症の診断を受けた人が飲む
  • お薬を半分に割ったり砕いたりしない
  • なるべく空腹時に服用する



男性型脱毛症の診断を受けた人が飲む

デュタステリドは、AGAの進行を抑えることを目的とした医療用のお薬です。

そのため、自己判断で服用するのではなく、必ず医師の診断を受けたうえで服用を開始する必要があります。

AGAと診断されていないにもかかわらず服用すると、期待される効果が得られなかったり、不要な副作用があらわれたりするおそれがあります。

また、円形脱毛症や粃糠性脱毛症のような他の脱毛症とは原因や治療法が異なるため、誤ったお薬の使用は逆効果になる可能性もあるでしょう。






お薬を半分に割ったり砕いたりしない

デュタステリドは、カプセルまたはコーティングされた錠剤として処方されることが多く、そのままの形で服用することが前提です。

お薬を半分に割ったり砕いたりして服用すると、お薬の成分が空気や湿気にさらされて変質し、効果が不安定になることがあるので避けてください。

特に女性では、手や粘膜にお薬が直接触れることで思わぬ副作用が出ることもあります。

デュタステリドは皮膚から吸収される性質を持つお薬です。誤って女性や子どもが触れないようにするためにも、割ったり砕いたりしないようにしましょう。





なるべく空腹時に服用する

デュタステリドは、食事の有無にかかわらず服用できるお薬です。

しかし、吸収率のばらつきを抑えるためには、食前や空腹時など毎日同じ条件で服用することが望ましいとされています。

特に、空腹時は胃の内容物が少ないため、お薬が比較的スムーズに吸収されやすい場合があります。

食後に飲んではいけないわけではありませんが、服用タイミングを一定に保つことは非常に重要です。

食事の影響を気にしすぎて服用を忘れてしまう方が望ましくないので、自分の生活リズムの中で続けやすいタイミングを見つけて習慣化しましょう。






グレープフルーツジュースと一緒に飲まない

デュタステリドを服用する際には、グレープフルーツジュースと同時に摂取しないように注意が必要です。

グレープフルーツには、お薬の代謝を担う肝臓の酵素であるCYP3A4を阻害する成分が含まれています。

デュタステリドは主にCYP3A4で代謝されるため、これがデュタステリドの代謝を遅らせ、体内に長くお薬が残る原因になるでしょう。

その結果、予期しない副作用が起こるリスクが高まる可能性があるので、グレープフルーツジュースとの併用は避けてください。






副作用がひどい場合は服用を中止する

デュタステリドは効果の高いお薬ですが、人によっては副作用が出ることもあります。

代表的な副作用として知られているのが、性欲減退や勃起不全、精液量の減少などです。

これらの症状が一時的なものであれば経過観察で問題ありませんが、日常生活に支障をきたすほどの症状が続く場合は、無理に服用を続けずに中止することを推奨します。

まれに重篤な副作用があらわれることもあるため、体調の変化には十分に注意してください。






デュタステリドを服用するときの注意点

ここでは、デュタステリドを服用するときの注意点として以下に分けて解説します。

  • 併用注意薬
  • 併用に注意が必要な人
  • 併用禁忌薬
  • 併用してはいけない人



併用注意薬

デュタステリドは、リトナビルなどのCYP3A4阻害作用を持つお薬が併用注意となっています。

CYP3A4阻害作用を持つお薬と併用すると、デュタステリドの代謝が阻害され、血中濃度が上昇するおそれがあります。

血中濃度が必要以上に上昇すると副作用が出やすくなる可能性があるため、併用注意のお薬と一緒に飲むのはできるだけ避けてください。

どうしても併用する必要がある場合は、事前に他のお薬を服用していることを医師や薬剤師に伝えることを推奨します。






併用に注意が必要な人

デュタステリドを服用する際には、基礎疾患や体質に応じて注意が必要な人もいます。

特に肝機能に障害がある人は、お薬の代謝や排泄に時間がかかり、血中濃度が高くなるおそれがあります。

また、前立腺がんのスクリーニングを受けている人は、PSA(前立腺特異抗原)値が低下する可能性があり、正しい検査結果が出ない場合もあるので注意が必要です。

さらに、複数のお薬を服用している高齢者や持病がある人も、注意した方が良いでしょう。

これらに該当する人は、服用前に必ず医師に相談してください。






併用禁忌薬

デュタステリドは、以下に該当する人の服用が禁止されています。

  • デュタステリドの成分に対して過敏症の既往歴がある人
  • 女性
  • 小児
  • 重度の肝障害がある人

過敏症の既往歴がある人がデュタステリドを服用すると、再び症状があらわれる場合があります。

重篤なアレルギー症状が出ることもあるので、該当する人は服用を避けてください。

また、女性や小児は服用することだけでなく、デュタステリドに触れることも禁止されています。

皮膚から吸収されることがわかっているため、触れないようにしてください。

デュタステリドは主に肝臓で代謝されるため、重篤な肝障害がある人も服用できません。






併用してはいけない人

デュタステリドは、すべての人に適したお薬ではありません。

特に女性や小児には禁忌とされており、服用が禁止されています。

妊娠中の女性がデュタステリドに触れると、男児胎児の性器に異常をきたすおそれがあるため、カプセルの中身が漏れた場合などにも接触を避けなければなりません。

デュタステリドが皮膚に少しでも付着した場合、安全のためすみやかに石けんと水で洗い流すようにしましょう。

家庭内でお薬を保管する際も、他の家族が誤って触れたり服用したりしないよう、保管場所には十分に配慮する必要があります。






まとめ

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デュタステリドは、正しい方法で継続的に服用することで、AGAの進行を抑える効果が期待できるお薬です。

基本的には0.1mg〜0.5mgを1日1回、毎日同じ時間に服用を続けることが推奨されています。

効果を実感するためには、最低でも6ヶ月は服用を継続することが重要です。

また、1日おきの服用は一般的に推奨されておらず、医師の指示がある場合を除いて自己判断で間隔を空けることがないようにしましょう。

グレープフルーツジュースと併用したり、お薬を割って飲んだりする行為も避けるべきです。

効果を最大限に引き出すためには、正しい飲み方と継続が重要になります。

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