セレブレックスの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!
セレブレックスを服用する場合、飲み合わせを知らないと思わぬ危険を招く恐れがあります。セレブレックスの併用注意について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

セレブレックスはスイスの大手製薬会社「ノバルティス」が製造・販売している消炎鎮痛薬です。
セレブレックスに限らず医薬品には飲み合わせがあるため、服用する方は併用注意について理解しておきましょう。
本記事ではセレブレックスの併用注意および、服用に注意すべき人について徹底解説します。
目次
セレブレックスの併用注意薬一覧

セレブレックスの併用注意薬は以下の通りです。
薬剤名など | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
ACE阻害剤 ・エナラプリルマレイン酸塩 ・イミダプリル塩酸塩 ・テモカプリル塩酸塩など アンジオテンシンⅡ受容体拮抗剤 ・カンデサルタンシレキセチル ・バルサルタン ・ロサルタンカリウムなど | 非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)は、ACE阻害剤の降圧効果を減弱させる可能性があります。 左記の治療薬との相互作用に関しては明らかにされていませんが、 セレブレックスと併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮する必要があります。 | セレブレックス以外の消炎鎮痛剤では、腎臓におけるプロスタグランジン合成阻害が原因で相互作用を起こすと考えられています。 |
フロセミド チアジド系利尿剤 ・トリクロルメチアジド ・ヒドロクロロチアジドなど | セレブレックス以外の消炎鎮痛剤との併用で、フロセミドおよびチアジド系利尿剤のナトリウム排泄作用を 低下させることが示されています。 セレブレックスとの相互作用に関しては明らかにされていませんが、左記の治療薬を併用する場合は、相互作用が起こる可能性を考慮する必要があります。 | |
アスピリン | 低用量アスピリ ン(1日325mg以下)を併用すると、消化性潰瘍・消化管出血などの発生率が高くなると報告されています。 | アスピリンの併用で消炎鎮痛薬の持つ副作用の1つ、消化性潰瘍・ 消化管出血などを助長すると考えられています。 |
抗血小板薬 ・クロピドグレルなど | 抗血小板薬を併用すると、消化管出血などの発生率が高くなると報告されています。 | 抗血小板薬は血小板凝集抑制作用を有するため、消炎鎮痛薬の副作用の1つである消化管出血を助長すると考えられています。 |
リチウム | リチウムの血漿中濃度が上昇し、リチウムの作用が増強するおそれがあります。 | 機序は明確ではありませんが、腎排泄を阻害するためと考えられています。 |
フルコナゾール | セレブレックスの血漿中濃度が上昇し、セレブレックスの作用が増強するおそれがあります。 | CYP2C9によるセレブレックスの代謝を阻害すると考えられています。 |
フルバスタチン | セレブレックスおよびフルバスタチンの血漿中濃度が上昇し、両剤の作用が増強するおそれがあります。 | CYP2C9による両剤の代謝を阻害すると考えられています。 |
クマリン系抗凝血剤 ・ワルファリン | プロトロンビン時間が延長するおそれがあります。 特に高齢者においては重篤で、海外では致命的な出血例が報告されています。 | CYP2C9を介する代謝の競合阻害によると考えられています。 |
パロキセチン | セレブレックスの作用が減弱し、パロキセチンの作用が 増強するおそれがあります。 | CYP2D6の阻害作用によると考えられています。 |
デキストロメトルファン | デキストロメトルファンの作用が増強するおそれがあります。 | |
制酸剤 ・アルミニウム製剤 ・マグネシウム製剤など | セレブレックスの血漿中濃度が低下し、作用の減弱を招くおそれがあります。 | 機序は不明です。 |
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セレブレックスの服用に際して注意が必要な人

以下に該当する方はセレブレックスの服用に際して注意が必要です。
何らかの病気をお持ちの人
何らかの病気をお持ちの人や服用中の医薬品がある方は、セレブレックスを服用する前にかかりつけ医に相談してください。
軽度~中等度の腎・肝機能障害をお持ちの人
腎機能障害悪化や血中濃度上昇の恐れがあるため、軽度〜中等度の腎・肝機能障害をお持ちの人はセレブレックスの服用に際して注意が必要です。
妊婦(妊娠末期を除く)
妊婦に関してはセレブレックスの有益性が危険性を上回るケースにおいてのみ、服用が認められています。
授乳婦
有効成分が乳汁中に移行する恐れがあるため、授乳婦がセレブレックスを服用する場合は、母乳育児を中断する必要があります。
65歳以上の人
65歳以上の方は一般的に生理機能が低下しているため、セレブレックスの効果および副作用が強く出すぎる恐れがあります。
併用注意薬を服用した際の対処法

セレブレックスと一緒に併用注意薬を服用した場合は、すぐに服用を中断してかかりつけ医の診察を受けてください。
まとめ

セレブレックスは筋肉や関節の痛みを緩和する際に有益な医薬品です。
しかし、化学的に製造された医薬品は副作用のリスクをともなうため、事前に併用注意薬や服用上の注意点を理解しておく必要があります。
また、セレブレックスは海外製の医薬品のため、購入の際には信頼できる個人輸入代行サイトを利用してください。
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