• トップ
  • 痛み止め
  • アロプリノールの併用注意薬とは?服用に気をつけたい人も詳しく解説!

アロプリノールの併用注意薬とは?服用に気をつけたい人も詳しく解説!

尿酸値を下げる代表的な治療薬「アロプリノール」には、同時服用にて副作用が出たり、効果の減弱・増強につながる併用注意薬があります。こちらのページではアロプリノールの併用注意薬について、主な種類や同時服用の影響を詳しく解説します。

痛風・高尿酸値 痛み止め 痛風・高尿酸値

記事公開日:2025.05.13

最終更新日:2025.05.13

お薬通販部スタッフ[監修]

アロプリノールの併用注意薬とは?服用に気をつけたい人も詳しく解説!

痛風や高尿酸血症などの治療でアロプリノールを服用し、また違った症状で他の薬を飲む必要が出てきた際は、併用に問題がないかを確認しておくことが大切です。

アロプリノールには複数の併用注意薬があり、同時に服用すると効果の減弱や増強、副作用の原因になることがあります

今回のコラムではアロプリノールにどのような併用注意薬があるのか、具体的な種類や同時に服用する影響をお伝えします。

アロプリノールにはどんな併用注意薬がある?

think_woman_2-2

尿酸値を下げる代表的な治療薬「アロプリノール」には、早期に把握しておきたい併用注意薬が複数あります

アロプリノールの服用中に他の治療薬を用いる必要が出てきた場合は、お伝えする併用注意薬に当てはまっていないか、早期に確認しておきましょう。

ここではアロプリノールの併用注意薬と、同時服用の影響をご紹介します。

メルカプトプリン水和物 アザチオプリン

メルカプトプリン水和物 アザチオプリンは、リウマチ性疾患や臓器移植の際に使用される、免疫抑制剤のひとつです

上記の免疫抑制剤とアロプリノールを同時に服用してしまうと、以下のような影響が報告されています。

  • 骨髄抑制等の副作用が増強する
  • アザチオプリンの代謝酵素の働きが阻害される



ビダラビン

ビダラビンは、帯状疱疹や単純疱疹の治療に用いられる薬です

ビダラビンとアロプリノールを同時に服用してしまうと、以下のような副作用が出やすいとの報告があります。

  • ビダラビンの代謝酵素を抑制し、作用を増強させる
  • 幻覚や神経障害などの発現報告がある




クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)

ワルファリンカリウムなどのクマリン系抗凝固剤は、血液凝固を抑制する治療薬です

クマリン系抗凝血剤(ワルファリンカリウム)とアロプリノールを同時服用してしまうと、次のような影響や副作用が発現しやすいとの報告があります。

  • ワルファリンカリウムの作用が増強する
  • クマリン系抗凝血剤の半減期が延長される



クロルプロパミド

クロルプロパミドは成人2型糖尿病に使用される治療薬です

アロプリノールとクロルプロパミドを同時に服用してしまうと、クロルプロパミドの作用が増強し、副作用発現につながりやすくなるとの報告があります

シクロホスファミド水和物

シクロホスファミド水和物は、臓器移植後や自己免疫疾患の治療薬です

アロプリノールとシクロホスファミドを同時に服用してしまうと、以下の影響があります。

  • 骨髄抑制
  • シクロホスファミドの血中濃度が高くなる



シクロスポリン

シクロスポリンはアトピー性皮膚炎、免疫疾患などの治療に使用される薬です

アロプリノールのシクロスポリンを同時服用してしまうと、腎機能低下の発現があるとの報告があります。

フェニトイン

フェニトインはてんかん発作などの治療に用いられる、抗てんかん剤です

アロプリノールとフェニトインを同時服用してしまうと、嗜眠が増強するとの報告があります。

キサンチン系薬剤(テオフィリン等)

テオフィリン等のキサンチン薬剤は、喘息や気管支炎の治療に用いられる薬です

アロプリノールとキサンチン系薬剤(テオフィリン等)を同時服用してしまうと、キサンチン系薬剤の血中濃度が高まるとの注意喚起があります

ジダノシン

ジダノシンはHIVの治療に用いられる、抗レトロウイルス薬です。

アロプリノールとジダノシンを同時服用してしまうと、ジダノシンの最高血中濃度が2倍になるとの報告があります




アロプリノールは、尿酸値を下げる作用がある薬です。同じく尿酸値を下げる効果があるザイロリックのジェネリック薬で、イギリスのブリストール・ラボラトリーズが製造・販売しています。

1箱:3,690円~




アロプリノールの服用に気をつけたい人とは?

アロプリノールには、前項までにお伝えした併用注意薬以外にも、服用に気をつけるべきケースが複数あります。

アロプリノールの服用を始める際は、気をつけるべきケースを参考に正しい使用を心がけましょう。



腎機能障害患者

腎機能障害患者のアロプリノールの服用は、高い血中濃度が持続するため投与量の減量、間隔延長などが推奨されています。

肝機能障害患者

肝機能障害患者のアロプリノール服用は、肝障害の発現や増強が見られるケースがあるため、定期的な肝機能検査が推奨されています。

妊婦

妊婦のアロプリノール服用は、服用における効果が副作用や危険性を上回る場合にのみ慎重に投与する旨、注意喚起があります。

授乳婦

授乳婦のアロプリノール服用は、母乳の栄養状態を考慮した慎重な投与が推奨されています。

小児等

小児等のアロプリノール服用は、対象にした臨床試験が実施されていないため、かかりつけ医や薬剤師に相談しましょう。

高齢者

高齢者のアロプリノール服用は、高い血中濃度が持続するおそれがあるため、用量に留意し慎重に服用することが推奨されています。




まとめ

まとめの見出し画像

アロプリノールは併用注意薬、服用に気をつけるべきケースが複数あります。

アロプリノールで痛風や高尿酸血症の治療を始める際には本記事を参考に、早期の症状緩和・予防につなげていきましょう。

おすすめ商品

  • アロプリノール

    アロプリノール

    アロプリノールは、尿酸値を下げる作用がある薬です。同じく尿酸値を下げる効果があるザイロリックのジェネリック薬で、イギリスのブリストール・ラボラトリーズが製造・販売しています。

    3,690円~

この記事を書いた人

お薬通販部スタッフ

関連記事

症状から探す

薬品・成分で探す

お薬通販部

おすすめ記事

ページの先頭へ
タイトルとURLをコピーしました
タイトルとURLをコピーしました