エリアスシロップの副作用とは?症状の種類や発現頻度についてご紹介!
エリアスシロップの副作用は、アレルギー疾患に悩まされている方にとって気になる情報の1つです。エリアスシロップの副作用について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

エリアスシロップはアレルギー治療薬の一種で、有効成分としてデスロラタジンを配合しています。
デスロラタジンにはアレルギーの原因となるヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー疾患にともなう症状を緩和する効果が期待できます。
しかし、エリアスシロップに限らず化学的に製造された医薬品には、副作用のリスクがあることを知っておかなければなりません。
本記事ではエリアスシロップの服用で起こり得る副作用の種類、および発現頻度について解説します。
目次
エリアスシロップの基本情報

エリアスシロップはアメリカのニュージャージー州に本社をおく世界的な製薬会社「MSD(Merck Sharp and Dohme) 」が製造・販売しているアレルギー治療薬です。
有効成分のデスロラタジンには、アレルギー反応を起こす原因であるヒスタミンのはたらきを阻害し、炎症状態を鎮める作用があります。
即効性に優れており効果の持続時間が長いだけでなく、第一世代の抗ヒスタミン薬に比べて副作用のリスクが低い点もメリットとなっています。
エリアスシロップの副作用について

エリアスシロップは現在のところ国内未承認薬のため、副作用の発現率に関するデータがありません。
そこで、エリアスシロップの先発医薬品であるデザレックスの添付文書をもとに、有効成分デスロラタジンの副作用について解説します。
エリアスシロップの重大な副作用

エリアスシロップの服用で起こり得る重大な副作用は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
ショック、アナフィラキシー
エリアスシロップの重大な副作用として、ショック、アナフィラキシー(呼吸困難・血圧低下・蕁麻疹・発赤など)が挙げられています。
服用にともないショックやアナフィラキシー反応が起こる頻度については不明とされています。
けいれん
発現頻度は不明ながら、けいれん発作もエリアスシロップの重大な副作用の1つです。
てんかんなどのけいれん発作をともなう疾患をお持ちの方、もしくは既往歴がある方は、エリアスシロップの服用に際して注意が必要です。
肝機能障害・黄疸
ASTやALT、γ-GTP、LDH、Al-Pなどの上昇にともなう肝機能障害、および黄疸もエリアスシロップの重大な副作用の1つです。
エリアスシロップの服用で肝機能障害や黄疸が起こる頻度は不明ですが、医薬品の多くが肝臓に負担を掛けるため、定期的に血液検査を受けるなど対策を講じることが重要です。
エリアスシロップの主な副作用

エリアスシロップの主な副作用は以下の通りです。
2%未満 | 頻度不明 | |
神経系障害 | 傾眠 | 頭痛 精神運動亢進 |
心臓障害 | – | 動悸 頻脈 |
腎臓障害 | – | 口内乾燥 |
皮膚および皮下組織障害 | – | 発疹 |
一般・全身障害および投与部位の状態 | – | 疲労 |
その他 | 白血球数増加 血中コレステロール増加 | 食欲亢進 |
副作用が強く見られる際の対処法

エリアスシロップの服用にともない副作用が強く見られる方は、服用中の医薬品をすべて持参してかかりつけ医や専門医の診察を受けてください。
呼吸困難・血圧低下・蕁麻疹・発赤などが見られる方は、アナフィラキシー反応を起こしている恐れもあるため、自分の判断で放置するのは禁物です。
まとめ

エリアスシロップの主な副作用は傾眠ですが発現頻度は2%未満とされており、それほど危険な医薬品ではありません。
しかし、ごく稀に呼吸困難・血圧低下・蕁麻疹・発赤などアナフィラキシー反応を起こす可能性があります。
何らかの病気をお持ちの方や、健康状態に不安がある方は、エリアスシロップの服用前にかかりつけ医や専門医に相談するのがおすすめです。
今回の記事を参考にエリアスシロップの服用で起こり得る副作用を理解し、アレルギー疾患の改善にお役立てください。
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