エリアスシロップの併用禁忌とは?服用してはいけない人もご紹介!
医薬品の多くに飲み合わせがあるため、エリアスシロップに関しても併用禁忌を知っておきましょう。エリアスシロップの併用禁忌について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

エリアスシロップはアメリカのニュージャージー州に本社をおく製薬会社「MSD(Merck Sharp and Dohme) 」が製造・販売している抗ヒスタミン薬です。
デスロラタジンにはヒスタミンのはたらきを阻害し、アレルギー疾患にともなう症状を緩和する効果が期待できます。
本記事ではエリアスシロップの併用禁忌、および服用してはいけない人について解説します。
目次
エリアスシロップの商品詳細

エリアスシロップの併用禁忌について解説する前に、そもそもどのような医薬品なのか知っておきましょう。
デザレックスのジェネリック医薬品
エリアスシロップは、アレルギー治療薬の「デザレックス」のジェネリック医薬品にあたります。
有効成分としてデスロラタジンを配合しており、アレルギー疾患にともなうかゆみや鼻水、鼻詰まり、くしゃみなどの症状を緩和する効果が期待できます。
エリアスシロップは現在のところ国内未承認薬のため、本記事のテーマである併用禁忌について、先発医薬品のデザレックスの添付文書をもとに解説します。
抗ヒスタミン薬の歴史
抗ヒスタミン薬の歴史は古く、イギリス人脳科学者のヘンリー・デイルが1911年にヒスタミンの作用を発見したことに端を発します。
その後、1937年にイタリア人薬理学者のダニエル・ボベットが世界初の抗ヒスタミン薬を開発しました。
1982年以前に開発された抗ヒスタミン薬を「第一世代の抗ヒスタミン薬」と呼んでおり、即効性に優れているものの副作用のリスクが高いデメリットがありました。
1983年以降になると副作用のリスクが低く、効果も早くあらわれる第二世代の抗ヒスタミン薬が開発されるようになります。
エリアスシロップおよび先発医薬品のデザレックスも、第二世代の抗ヒスタミン薬に該当します。
エリアスシロップの特徴
エリアスシロップの特徴は即効性に優れているうえ効果の持続時間が長く、副作用のリスクが比較的低い点です。
また、シロップタイプの抗ヒスタミン薬のため、錠剤が苦手な方でも服用しやすいメリットもあります。
併用禁忌とは

併用禁忌とは特定の治療薬との併用を禁止されている医薬品、もしくは有効成分を指します。
併用禁忌薬を知らずに服用すると、思わぬ健康被害を招く恐れがあるため注意が必要です。
エリアスシロップに限らず何らかの医薬品を購入したら、服用前に併用禁忌や副作用を確認することが大切です。
エリアスシロップの併用禁忌について

エリアスシロップには併用禁忌薬がありません。
ただし、エリアスシロップは現在のところ国内未承認薬のため、服用中は定期的に健康診断や血液検査を受けるのがおすすめです。
エリアスシロップを服用してはいけない人

エリアスシロップの成分に対して過敏症の既往歴がある方は、エリアスシロップの服用を避けてください。
妊婦および妊娠の可能性がある女性に関しては服用が禁じられていませんが、避けることが望ましいとされています。
エリアスシロップの服用で健康被害を生じた際の対処法

エリアスシロップの服用で何らかの健康被害が発生した場合、すぐにかかりつけ医もしくは専門医の診察を受けてください。
エリアスシロップには併用禁忌がありませんが、ごく稀にショックやアナフィラキシーなど重大な副作用を引き起こす可能性があります。
まとめ

エリアスシロップには有効成分としてデスロラタジンが配合されており、アレルギー疾患による症状を緩和する際に効果を発揮します。
即効性に優れており効果が長く持続するうえ、副作用のリスクが比較的低い点もエリアスシロップのメリットです。
ただし、エリアスシロップに限らず化学的に製造された医薬品を服用する際には、併用禁忌について十分に理解しておく必要があります。
今回の記事を参考にエリアスシロップを正しく服用し、つらいアレルギー疾患の改善にお役立てください。
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