ノルレボの副作用とは?頭痛や吐き気などの症状を解説

「ノルレボの副作用にはどのようなものがあるの?」「副作用が出る頻度が知りたい」とお悩みの人に向けて、この記事では報告されている副作用について詳しく解説します。ノルレボの副作用を抑えるポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

お薬通販部スタッフ[監修]

ノルレボの副作用とは?頭痛や吐き気などの症状を解説

この記事では、ノルレボの服用によって起こりうる副作用について解説します。

ノルレボは、避妊に失敗した際に服用する緊急避妊薬(アフターピル)です。

海外の臨床試験では、性行為後72時間以内にノルレボを服用した結果、避妊の確率(妊娠阻止率)が84%という結果が報告されています。

このように、ノルレボは緊急避妊薬として高い効果が期待できるお薬ですが、人によっては服用後に吐き気や頭痛、不正出血などの副作用があらわれる場合があります。

この記事では、ノルレボで生じるおそれがある副作用の種類や、頻度について詳しく解説します。

副作用を抑えるポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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ノルレボとは?

ノルレボとは、妊娠を望んでいないにもかかわらず、妊娠の可能性がある性行為を行った際に服用する緊急避妊薬です。

有効成分としてレボノルゲストレルが1.5mg含まれていて、性行為後72時間以内に服用することで高い確率で妊娠を防ぐことが可能です。

ノルレボを服用すると排卵が抑制され、子宮内膜に変化が起こり妊娠が成立しにくくなります。

ただし、ノルレボは妊娠を中断させるお薬ではありません。

すでに妊娠が成立している場合は、効果を発揮しないので注意してください。






ノルレボの服用によって起こりうる主な副作用

以下は、ノルレボの服用後に生じるおそれがある主な副作用です。

  • 消退出血
  • 不正子宮出血
  • 頭痛

上記は一時的な反応であるケースが多いものの、それぞれ高い発現頻度が報告されているため注意が必要です。



消退出血

ノルレボの有効成分であるレボノルゲストレルを服用した際、消退出血は46.2%の頻度で起こると報告されています。

消退出血とは、ホルモンの急激な変化によって子宮内膜が剥がれ落ち、出血が起こる現象のことです。

ノルレボの服用後に見られる出血の多くは消退出血のため、過剰な心配はないといえます。

なぜなら、消退出血が起きたということは、お薬が正しく作用したサインともいえるからです。

ただし、出血量が極端に多かったり、長引いたりする場合は婦人科を受診してください。







不正子宮出血

不正子宮出血は、レボノルゲストレルを服用した人のうち13.8%で報告されています。

ノルレボの服用により予期しないタイミングで出血し、慌てることもあるかもしれません。

不正子宮出血は生理のタイミングとは無関係に少量の出血が数日続くことが多く、ホルモンバランスの急激な変化に体が反応することで起こることが原因とされています。

不正子宮出血は一過性でおさまることがほとんどですが、1週間以上続く場合や大量出血がある場合は、他の疾患の可能性があるので婦人科を受診してください。






頭痛

頭痛の副作用は、レボノルゲストレルを服用した人のうち12.3%で報告されています。

頭痛が起こるのは、ノルレボを服用することでホルモンに急激な変動が起きるためです。軽く頭が重くなる程度のものから、ズキズキと強くいたむものまであります。

多くは一時的なものであり、安静にすることで次第に改善するでしょう。

一方、頭痛が強く鎮痛薬を服用しても治まらない場合、吐き気や視覚異常を伴う場合などは放置せず医療機関で相談してください。






ノルレボの服用によって起こりうるその他の副作用

ノルレボでは、消退出血や不正子宮出血、頭痛以外にも以下のような副作用が報告されています。

5%以上0.1~5%未満頻度不明
精神神経系傾眠浮動性めまい、体位性めまい、不安
生殖器月経過多月経遅延
消化器悪心下腹部痛、下痢、腹痛嘔吐
血液貧血
その他倦怠感異常感、口渇、熱感、疲労、末梢性浮腫乳房圧痛

これらの症状は、ホルモンの急激な変化によって一時的に引き起こされるもので、多くの副作用は数日以内に自然に軽快することがほとんどです。

とはいえ、副作用の生じ方や程度には個人差があり、まったく副作用を実感しなかったという人もいれば、日常生活に支障が出るほどつらかったと感じる人もいます。

重要な点は、異常を感じたときに我慢せず、適切な対処を行うことです。

ノルレボを服用して副作用の症状がひどい場合は、医療機関を受診することを推奨します。






ノルレボ(レボノルゲストレル)の副作用に関する臨床試験

副作用が強く見られる際の対処法の見出し画像

ノルレボは緊急避妊薬として広く使用されています。

以下では、日本国内と海外の臨床試験データをもとに、ノルレボの副作用について詳しく紹介します。


国内データ

性行為後72時間以内にレボノルゲストレル1.5mgを投与した国内の臨床試験での副作用発現頻度は、72.3%(65例中47例)でした。

具体的には、以下のような頻度で副作用が報告されています。

副作用の種類発現頻度
消退出血46.2%
不正子宮出血13.8%
頭痛12.3%
悪心9.2%
倦怠感7.7%
傾眠6.2%

もっとも報告頻度が高かったのは、消退出血で46.2%でした。

次いで不正子宮出血が13.8%、頭痛が12.3%となっています。






海外データ

海外で行われた臨床試験は、国内の試験とは違うデータが出ています。

性行為後72時間以内にレボノルゲストレル1.5mgを投与した試験では、次のような頻度で副作用が確認されました。

副作用の種類発現頻度
不正子宮出血31.3%
悪心13.9%
疲労13.5%
下腹部痛13.5%
頭痛10.4%
浮動性めまい9.7%
乳房圧痛8.3%
月経遅延4.6%

最も多い副作用は、不正子宮出血で31.3%でした。

基本的にはホルモンによる一時的な変化であることが多く、重篤な副作用は稀といえます。






ノルレボの副作用を抑えるためのポイント

ノルレボの副作用を軽減するためには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 正しい用法用量を守る
  • 頭痛薬や吐き気止めなどと併用する
  • 服用後2時間以内に嘔吐したら追加で1錠飲む
  • 症状がひどい場合は医療機関を受診する

副作用のあらわれ方には個人差がありますが、ポイントを押さえておくと身体への負担を最小限に減らすことが可能です。



正しい用法用量を守る

妊娠の可能性がある性行為を行ってから72時間以内に1錠(レボノルゲストレルとして1.5mg)を服用してください。

用法用量を守るのは、お薬の効果を十分に発揮させるうえで最も大切なポイントです。

決められた時間を過ぎてから服用したり、自己判断で複数のお薬を飲んだりすると、避妊効果が得られなかったり、副作用が出やすくなったりするおそれがあります。

基本的な用法用量を守ることが、体への負担を軽減する第一歩です。






頭痛薬や吐き気止めなどと併用する

ノルレボの副作用としてよく見られるのが、頭痛や吐き気です。

これらの症状が強く出た場合に備えて、頭痛薬や吐き気止めを準備しておくと安心です。

頭痛薬や吐き気止めは、ノルレボと併用しても特に効果への影響はありません。

頭痛薬は市販でも購入できますが、吐き気止めは医師の処方が必要です。

吐き気が心配な人は、吐き気止めも一緒に処方してもらうと安心でしょう。

ただし、体質や既往歴によっては頭痛薬や吐き気止めの服用に注意が必要なケースもあるので、不安が残る場合は医師や薬剤師に相談しましょう。






服用後2時間以内に嘔吐したら追加で1錠飲む

ノルレボを服用した後、2時間以内に嘔吐してしまった場合は、お薬の有効成分が十分に体内に吸収されていない可能性があります。

そのため、避妊効果を最大限に得るために、追加で同じお薬を1錠服用する必要があります。

嘔吐した場合はもう1錠必要になるため、すみやかに医療機関を受診して追加分を処方してもらいましょう。

嘔吐のタイミングが服用後2時間を超えていれば、お薬はすでに吸収されていると考えられるため、追加の服用は必要ありません。






症状がひどい場合は医療機関を受診する

ノルレボの副作用の多くは一時的なもので自然に治まりますが、中には長引いたり症状が強く出たりするケースもあります。

たとえば、出血が1週間以上続く、激しい頭痛が治まらない、吐き気で水分も摂れないといった場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。

人によっては、ノルレボの服用によるホルモンの急激な変化に対応しきれず、副作用が重く出てしまう場合もあるでしょう。

副作用を我慢したからといって避妊効果が高くなるわけでもないので、症状がつらいときは医師に相談することを推奨します。



ノルレボの副作用に関するよくある質問

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ここでは、ノルレボの副作用に関して以下のよくある質問に回答します。

  • ノルレボの副作用はいつからいつまで続く?
  • ノルレボの服用後に2回目の生理がこないのは副作用?
  • ノルレボの副作用がない人の特徴は?



ノルレボの副作用はいつからいつまで続く?

ノルレボの副作用は、服用後数時間以内からあらわれることが多く、一般的には数日以内に治まります。

主な副作用である吐き気や頭痛は、服用当日に感じやすく、時間の経過とともに自然に軽減されていくことが一般的です。

また、消退出血や不正子宮出血などの出血系の副作用は、服用から数日後に起こることが多く、何日か続くことがあります。

稀に出血が1週間以上続くこともありますが、その場合は医師に相談してください。






ノルレボの服用後に2回目の生理がこないのは副作用?

ノルレボの服用後、1回目の生理は予定通りきたにもかかわらず、2回目の生理が通常の周期よりも遅れる場合があります。

これは、ホルモンバランスが一時的に変化することによる影響が原因だと考えられます。

服用によって排卵のタイミングや子宮内膜の状態が変わることで、生理周期に乱れが生じやすくなるのです。

また、2回目の生理がくるまでに性行為を行った場合は、妊娠の可能性も否定できません。

妊娠している可能性がある場合は、市販の妊娠検査薬を使用するか、産婦人科を受診するのをおすすめします。






ノルレボの副作用がない人の特徴は?

ノルレボを服用しても、副作用をまったく感じない人も一定数存在します。

副作用が出ない人の特徴や定義は明確に存在せず、一般的にはノルレボの副作用がない人、少ない人はホルモンバランスの変化に比較的順応しやすい体質であると考えられます。

また、ノルレボを服用する前の体調が良好な人も副作用が出にくい可能性があります。

ただし、これらは一般的な傾向であり、すべての人に当てはまるわけではありません。

副作用の発現率は個人差が大きいので、特徴を特定するのは困難だといえるでしょう。






まとめ

まとめの見出し画像

ノルレボは、緊急避妊を目的としたホルモン剤であり、高い避妊効果が期待できる一方、副作用のリスクもあるお薬です。

代表的な副作用には、消退出血、不正子宮出血、頭痛、吐き気などが挙げられますが、多くの副作用は時間の経過にしたがって軽減されるため、過度に心配する必要はありません。

副作用のリスクを抑えるためには、正しい用法用量を守ることが何よりも大切です。

ノルレボを服用して副作用が出てしまった場合は、頭痛薬や吐き気止めの服用も検討し、症状がひどければ医療機関を受診するなど、適切な対処を行ってください。

医療機関によっては、あらかじめ吐き気止めを一緒に処方してくれるところもあるので、一度相談してみることをおすすめします。

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