膣カンジダは薬だけで治る?治療薬や治療法に関して解説します!
軽度のカンジダの場合は自然治癒する場合がありますが、治療することで短期間で改善します。膣カンジダは市販薬が充実しており、塗り薬や膣剤などの外用剤で手軽に改善できる疾患でもあるので、程度にかかわらず、受診や抗真菌薬の使用をおすすめします。
お薬通販部スタッフ[監修]

デリケートゾーンのかゆみや痛みなどの不快感に悩まされていませんか?
それはもしかしたら膣カンジダかもしれません。
カンジダ菌は誰もがもっている常在菌で、普段は悪さをしません。
しかし疲れやストレスによってホルモンバランスが乱れたり、免疫力が落ちてくると膣カンジダを引き起こす場合があるのです。
女性の約20%が経験する女性特有の疾患で、再発を繰り返しやすい疾患としても知られています。
この記事では信頼できる情報をもとに、膣カンジダの症状から治療法までわかりやすく解説していきます。
ぜひ最後までご覧くださいね!
目次
膣カンジダはどんな病気?どんな悩みがあるの?

膣カンジダにかかってしまうと、かゆみだけでなくさまざまな症状が現れます。
原因、予防法とあわせて具体的にみていきましょう!
膣カンジダの主な症状とは
膣カンジダの症状には以下のものがあります。
症状がいくつか当てはまる場合は、治療をはじめることを検討しましょう。
膣カンジダは自然治癒する?
もともと膣がもつ自浄作用により、軽度のカンジダの場合は自然治癒する場合があります。
しかし重度の場合は放置すると湿疹が広がり全身性になってしまったり、慢性化してしまったりして完治が困難になるケースがあります。
たとえ軽度の場合であっても、治療することで短期間で改善するため、程度にかかわらず、受診や抗真菌薬の使用をおすすめします。
膣カンジダはなぜ起こる?原因とは?
膣カンジダは以下の原因で起こりやすくなると考えられています。
膣カンジダの予防法とは
日常生活でどのようなことに気をつければ、膣カンジダの感染や再発を防げるのでしょうか?
カンジダ菌はあたたかく、湿ったところが大好きです。
乾燥させることで繁殖を予防しましょう!
以下に予防法をまとめました。
参考にしてください。
クリニックでの膣カンジダ治療の流れとは?

膣カンジダを疑った場合は、産婦人科や婦人科の受診をおすすめします。
クリニックでおこなわれる検査や、クリニックを受診したほうがよいケースを紹介します。
膣カンジダの検査方法
診断は主に以下の2つの情報から判断されます。
医師は、おりものの状態から、膣カンジダを疑います。
そして分泌物、ほかの症状、考えられる原因(糖尿病、ホルモン治療、抗生物質または免疫抑制剤の使用など)、衛生状態について質問します。
診断を確定するには、 内診をおこないます。
腟の診察時に、分泌物があれば綿棒でサンプルを採取し、サンプルを顕微鏡で調べるほか、状況によっては培養検査(培地の中で微生物を増殖させる検査)もおこないます。
膣カンジダに初めてかかった方
膣カンジダの症状は、膣トリコモナス症や細菌性腟症などほかの疾患と類似しています。
隠れたほかの疾患を見逃さないため、膣カンジダに初めてかかった方は、まずはクリニックを受診したほうがよいでしょう。
膣カンジダを再発した方
膣カンジダは再発しやすい疾患です。
無理しすぎず、生活習慣を整え、デリケートゾーンを清潔に保ちましょう。
膣カンジダの治療薬は市販でも購入することが可能です。
しかし、膣カンジダを頻繁に再発しているケースや、強い痛みを感じる場合はクリニックの受診をおすすめします。
膣カンジダが完治したサインとは?
かゆみや異常なおりものが消えた時点で膣カンジダが完治したと判定されます。
しかしこれにはカンジダ菌が一部残っているものも含まれます。
そのため、再発を繰り返すケースでは、完治した後も定期的にクリニックでフォローアップするのが一般的です。
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膣カンジダは塗り薬と膣剤の併用で治る!治療薬の作用や注意点とは?

膣カンジダの治療は、デリケートゾーンの清潔、安静に保つことと、刺激性石鹸の使用禁止、通気性の良い下着の使用、悪化時の性行為を避けることとあわせて、治療薬で改善させます。
治療薬は主に外用の抗真菌薬(膣剤、クリーム、軟膏)を用います。
症状がひどい場合は経口薬を用いる場合もありますが、妊娠中は使用できない薬もあるため、注意が必要です。
詳しく見ていきましょう!
クリームなどの塗り薬の使い方と注意点
膣洗浄後に、1日2〜3回クリームや軟膏を外陰部に塗ります。
通常は膣剤と併用して使用します。
市販薬も販売されている?クリームなど塗り薬の一覧
以下に抗真菌薬の軟膏やクリームの一覧表を作成しました。
治療薬を選ぶ際の参考にしてください。
べたつきが気になる方はクリームを選びましょう。
抗真菌薬(成分名) | 市販薬(ドラッグストアで購入できる) |
クロトリマゾール 10mg/1g | あり |
硝酸ミコナゾール 10mg/1g | あり |
硝酸エコナゾール 10mg/1g | なし |
硝酸オキシコナゾール 10mg/1g | あり |
膣剤の使い方と注意点
抗真菌薬の膣剤には大きく分けて、毎日膣に入れ直して6日間使うものと、1回膣に入れたら1週間入れておくものの2種類があります。
膣洗浄後に膣剤を膣の奥深くに挿入します。
寝る前や運動の前の挿入がおすすめです。
クリームや軟膏と併用して膣剤を使用することが一般的です。
膣剤を挿入後に出てきてしまった場合、白い液体状であれば問題ありません。
しかし固体のある程度大きいものが出てきてしまった場合は、十分溶けきっていないため、再度挿入しましょう。
はじめは膣剤を使用しても、膣が敏感になっているため、かゆみが持続する場合があります。
ただしひりひりした痛みを感じる場合は使用を中止し、早めにクリニックを受診しましょう。
市販薬も販売されている?膣剤の一覧
以下に膣剤の一覧表を作成しました。
治療薬を選ぶ際の参考にしてください。
なお、市販の膣剤の対象年齢は、15歳以上60歳未満となっています。
形や溶けやすさに違いがあるため、好みにあわせて選びましょう。
第1類の医薬品に該当するため、薬剤師のいる店舗でのみ購入可能です。
抗真菌薬(成分名) | 使用方法 | 市販薬(ドラッグストアで購入できる) |
クロトリマゾール | 1回1錠 1日1回 6日間 | あり |
硝酸ミコナゾール | 1回1錠 1日1回 6日間 | あり |
硝酸オキコナゾール | 1回1錠 1日1回 6日間 | あり |
硝酸イコナゾール | 1回2錠 1週1回 | あり |
硝酸オキシコナゾール | 1回1錠 1週1回 | なし |
膣カンジダの治療薬を使用して完治するまでの期間とは?
膣カンジダの治療期間は、1週間から2週間程度である場合が多いです。
まず1週間の治療をおこなって効果を判定し、十分な改善がみられない場合は抗真菌薬の変更や、追加の治療を検討するのが一般的です。
膣カンジダにステロイド剤やかゆみ止めを塗ってもよい?
下着などと膣の接触によるかゆみは、皮膚を保護するワセリンを塗ることで刺激を緩和できます。
しかしステロイド剤は免疫を抑える作用があるため、かえってカンジダ菌を増殖させる恐れがあり、使用するべきではありません。
治療中に性行為をおこなってもよい?
治療が終わるまでは、性行為は控えましょう。
感染中の膣は炎症が起きている状態であり、デリケートな状態です。
パートナーへの感染リスクだけでなく、膣に違和感や痛みを感じる場合があります。
また、抗真菌薬のクリームに含まれる油分や、軟膏タイプの抗真菌薬はラテックス製のコンドームを弱くする作用があり、これらの薬剤を使用している場合はコンドームは避妊法として信頼できないため、注意しましょう。
膣カンジダ治療薬は通販で購入できる?手に入れる方法は?

前述したように、ドラッグストアでも膣カンジダの治療薬が購入可能です。
しかし膣剤は第1類医薬品に属するため、薬剤師のいる店舗でしか購入ができません。
また、市販薬は保険が効かないため、価格が高めなのが難点です。
費用をおさえたい方に、医薬品通販を利用して、海外製の治療薬を個人輸入する方法があります。
『お薬通販部』は、医薬品の個人輸入代行サービスです。
メーカー正規品であることを実証し、厳選した信頼性のある商品のみを取り扱っています。
個人で海外から治療薬を購入する際に、品質や配送に不安を感じる場合は、このようなサービスを利用してみましょう!
海外の治療薬を使用することで治療費をかなり抑えられますが、副作用が起きた場合に「医薬品副作用被害救済制度」が利用できず、自己責任になる点は注意してください。
通販ならお得なジェネリックも購入可能!
海外製の治療薬であれば、ジェネリック医薬品の取り扱いもあります。
ジェネリック医薬品とは、先発品と同じ有効成分と量を使用しており、品質、効きめ、安全性が同等な治療薬です。
先発品と、形や大きさ、味や香りなどの添加剤がことなる場合がありますが、効きめや安全性に影響はありません。
先発医薬品は、開発するためにかかった膨大な時間と費用を回収するために、どうしても高価になります。
ジェネリック医薬品は、その費用が必要なく、先発品と同等であると示す試験のみおこなえばよいため、価格を低く抑えることができるのです。
できる限り安く医薬品を手に入れたい人は、ジェネリック医薬品を購入するのがおすすめです。
まとめ

膣カンジダはかゆみがあり、再発しやすい疾患です。
デリケートゾーンであるため外出時に触ることもできず、悩んでいる方も多いと思います。
しかし膣カンジダは市販薬が充実しており、塗り薬や膣剤などの外用剤で手軽に改善できる疾患でもあります。
自然治癒も可能ですが、抗真菌薬を使用した方が早めにかゆみから解放されます。
1週間程度の短期間で改善が期待できるため、迷っている方は治療を始めてみてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
お薬通販部スタッフ