オトリビン点鼻薬の併用禁忌と使用してはいけない人とは？

オトリビン点鼻薬の併用禁忌薬と、使用してはいけない人について解説します。安全に使うための情報を分かりやすくまとめました。

記事公開日：2025.07.02

最終更新日：2025.07.02

お薬通販部スタッフ[監修]

「オトリビン点鼻薬は鼻づまりにすごく効くみたいだけど、一緒に使ってはいけない薬はあるのかな？」

「もしかしたら、使わない方がいい人とかいるのかな？」と心配に思っている方もいるかもしれません。

オトリビン点鼻薬は、鼻の通りを良くしてくれるお薬ですが、特定の薬との組み合わせや体質、病気によっては、使わない方が良い場合があります。

この記事では、オトリビン点鼻薬と絶対に一緒に使ってはいけない薬や、使用を避けるべき人について詳しく解説します。

オトリビン点鼻薬は何に効く？

オトリビン点鼻薬は、鼻の血管を縮めることで、鼻づまりを解消するお薬です。

鼻の粘膜の血管が広がり、腫れることで鼻の通りが悪くなるため、オトリビン点鼻薬の有効成分であるキシロメタゾリンが、血管を収縮させて鼻の通りを良くします。

オトリビン点鼻薬は、風邪、副鼻腔炎、花粉症、アレルギー性鼻炎など、様々な原因による鼻づまりに効果があります。

また、鼻水の症状も緩和することが期待できます。点鼻薬として使用することで、鼻の粘膜に直接作用し、効果が数秒から1分以内と非常に早く現れるのが特徴です。

オトリビン点鼻薬を使用する際に、絶対に一緒に使ってはいけない薬があります。

それは、MAO阻害薬と呼ばれる薬です。これらの薬とオトリビン点鼻薬を併用すると、非常に危険な副作用が起こる可能性があるため、絶対に避ける必要があります。

MAO阻害薬は、うつ病やパーキンソン病の治療に使われる薬です。イソカルボキサジド、リネゾリド、フェネルジン、セレギリン、トラニルシプロミンなどが含まれます。

これらの薬を服用中、または過去14日以内に服用していた場合は、オトリビン点鼻薬を使用してはいけません。併用すると、急激な血圧上昇を引き起こす危険性があります。

MAO阻害薬は、モノアミン酸化酵素阻害薬とも呼ばれ、脳内の神経伝達物質の分解を抑えることで効果を発揮します。

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オトリビン点鼻薬は、すべての方が安全に使用できるわけではありません。

以下のような方は、使用を避ける必要があります。

MAO阻害薬を使用している人	上記の通り、MAO阻害薬を服用中、または過去14日以内に服用していた方は、オトリビン点鼻薬を使用してはいけません。
オトリビン点鼻薬の成分にアレルギーがある人	キシロメタゾリンや、その他のオトリビン点鼻薬に含まれる成分に対してアレルギー反応を起こしたことがある方は、使用を避けるべきです。
狭隅角緑内障の人	狭隅角緑内障の方は、オトリビン点鼻薬の使用によって症状が悪化する可能性があります。必ず医師に相談してください。
萎縮性鼻炎の人	萎縮性鼻炎や乾燥性鼻炎の方は、オトリビン点鼻薬の使用によって症状が悪化する可能性があります。医師に相談してください。
妊娠中の人	妊娠中の女性は、オトリビン点鼻薬の使用は推奨されていません。もし使用する必要がある場合は、事前に必ず医師に相談してください。

参照URL

オトリビン点鼻薬を安全に使用するために、以下の点に注意しましょう。

使用回数と使用期間を守る
1日に3回まで、3日以内の使用に留めましょう。過剰な使用は、反跳性鼻炎（リバウンド）を引き起こし、かえって鼻づまりを悪化させる原因になります。
他の人と共有しない
鼻の穴の真ん中に直接スプレーしない
容器の中に水が入らないように注意する
目に入らないように注意する
もし目に入った場合は、すぐに水で洗い流してください。
症状が改善しない場合は医師に相談する
3日以上使用しても症状が改善しない場合は、医師や薬剤師に相談し、適切な治療を受けるようにしましょう。