ロリータの併用注意とは?服用に注意が必要な人もご紹介!
ロリータを服用する場合、飲み合わせを知らないと思わぬ危険を招く恐れがあります。ロリータの併用注意について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ロリータはタイのバンコクに本社をおく「ファーマライン(Farmaline) 」が製造・販売しているアレルギー治療薬です。
ロリータに限らず医薬品には飲み合わせがあるケースが多いため、服用する方は併用注意について理解しておきましょう。
本記事ではロリータの併用注意および、服用に注意すべき人について徹底解説します。
目次
ロリータの併用注意について

ロリータは現在のところ国内未承認薬となっています。
そのため、先発医薬品のクラリチンの添付文書をもとに、ロリータ(ロラタジン錠)の併用注意を解説します。
ロリータの併用注意薬

ロリータの併用注意薬は以下の2つです。
それぞれ詳しく解説します。
エリスロマイシン
エリスロマイシンは感染症の治療に広く用いられる医薬品で、マクロライド系抗生物質に分類されます。
ロリータとエリスロマイシンを併用すると、ロラタジンおよびDLC(活性代謝物:descarboethoxyloratadine)の血漿中濃度が上昇すると分かっています。
血漿中濃度が上昇すれば薬の効き目が強くなりますが、副作用のリスクも増加するため注意が必要です。両剤の併用によりDLCの血中濃度が上昇する機序に関しては不明とされています。
シメチジン
シメチジンはヒスタミンH2受容体拮抗薬に分類される医薬品で、胃潰瘍や逆流性食道炎、十二指腸潰瘍、胃炎などの治療に用いられます。
ヒスタミンH1受容体拮抗薬に分類されるロリータを併用すると、ロラタジンおよびDLCの血漿中濃度が上昇します。
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ロリータの服用に際して注意が必要な人

以下に該当する方は、ロリータの服用に際して注意が必要です。
それぞれ詳しく解説します。
てんかんの既往歴をお持ちの人
てんかんの既往歴がある人がロリータを服用した際に、けいれん発作を起こしたとの報告があります。
てんかんをお持ちの方および発作を起こした経験がある方は、自分の判断でロリータを服用せず、かかりつけ医や専門医に相談してください。
腎・肝機能障害をお持ちの人
腎機能障害をお持ちの人がロリータを服用すると、ロラタジンおよびDLCの血漿中濃度が高くなる恐れがあります。また、肝機能障害をお持ちの人がロリータを服用した場合には、ロラタジンの血漿中濃度が高くなる恐れがあります。
いずれのケースにおいてもロリータの効果だけでなく、副作用のリスクも増強されるため注意が必要です。
妊婦・授乳婦
妊婦もしくは妊娠の可能性がある女性に関しては、ロリータの服用を避けるのが望ましいとされています。
人間においては確認されていませんが、ラットを用いた実験でロリータの有効成分が胎児に移行すると分かっています。妊婦もしくは妊娠している可能性がある女性は服用を避けるのが望ましいとされています。
また、ロリータの有効成分は乳汁中に移行すると報告されているため、授乳中の方は母乳の中断を検討しなければなりません。
65歳以上の人
65歳以上の人がロリータを服用すると、有効成分の血中濃度が高い状態が続く恐れがあります。
腎臓や肝臓に不安がある人や何らかの持病をお持ちの人は、自分の判断でロリータを服用せず、かかりつけ医に相談してください。
併用注意薬を服用した際の対処法

ロリータと一緒に併用注意薬を服用した場合は、両剤を携行して医療機関を受診してください。
場合によっては重大な副作用を招く恐れもあるため、自分の判断で放置することは避けましょう。
まとめ

ロリータはアレルギー性鼻炎や蕁麻疹、皮膚疾患にともなうかゆみなどを緩和するのに有益な医薬品です。
第一世代の抗ヒスタミンに比べると副作用のリスクが低いのですが、服用にあたっては併用注意を知っておく必要があります。
今回の記事を参考にロリータの併用注意を理解し、つらいかゆみや鼻症状などの改善にお役立てください。
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