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臨床試験の結果から読み解くタイレノールの有用性について

タイレノールは頭痛や筋肉の痛み、関節痛などに対して有効な治療薬です。臨床試験の結果に基づいてタイレノールの有用性について解説します。

お薬通販部スタッフ[監修]

臨床試験の結果から読み解くタイレノールの有用性について

タイレノールは解熱鎮痛剤の一種で、有効成分としてアセトアミノフェンが配合されています。

非ピリン系の解熱鎮痛剤のため比較的安全性が高く、世界中で広く用いられています

本記事ではタイレノールの有用性について、国内および海外で行われた臨床試験の結果をもとに解説します。

タイレノールについて

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タイレノールの効果について解説する前に、まずはどのような医薬品なのか特徴や適応症状について解説します。



特徴

タイレノールの有効成分であるアセトアミノフェンには、中枢神経にはたらきかけて血管や汗腺を拡張し、体内の熱を体外へ放出する点が特徴です。

また、アセトアミノフェンには痛みの伝達物質のはたらきを阻害する作用があるため、さまざまな疾患にともなう痛みの緩和にも効果的です。

アセトアミノフェンの作用機序に関しては明らかにされていませんが、中枢神経に作用してプロスタグランジンの合成、セロトニン作動系などに影響を与えるのではないかと考えられています。




適応症状

タイレノールの適応症状は以下の通りです。

鎮痛
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 腰痛
  • 月経痛
  • 歯痛・抜歯後の疼痛
  • 外傷(ねんざ、打撲など)後の鎮痛など
解熱
  • 悪寒、発熱時の解熱




製薬会社

タイレノールはアメリカを代表する製薬会社「Johnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)」が製造・販売しています。

1886年に設立されたJohnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて消毒剤や消毒殺菌石けんなどを発明し、感染症や伝染病の拡大抑止に貢献しました。

現在では世界60ヶ国に250以上のグループ企業を保有しており、医療用医薬品や医療機器、日用品などを幅広く扱っています。



タイレノールは、アセトアミノフェンを含有している解熱鎮痛剤です。アメリカの大手製薬会社Johnson&Johnson(ジョンソン・エンド・ジョンソン)が製造販売。解熱以外にも、痛みを伴う様々な症状の治療薬として使用されています。

1箱:4,240円~




臨床試験の結果から読み解くタイレノールの有用性

臨床試験の結果から読み解くタイレノールの有用性の見出し画像

タイレノールの有用性について、国内および海外で行われた臨床試験の結果をもとに解説します。



歯科治療後の疼痛に対する有用性

歯痛および抜歯後の痛みがある32名を対象に、アセトアミノフェン200mgを2錠投与する国内臨床試験が行われました。

その結果、歯痛に対する有効率は71.4%、抜歯後の痛みに対する有効率は56.0%でした



感冒による発熱・頭痛に対する有用性

感冒(風邪)にともなう発熱・頭痛がある34名に対し、アセトアミノフェン200mgを2錠投与する国内臨床試験が行われました。

その結果、66.7%に解熱効果が、75.0%に鎮痛効果が見られました

反復性緊張型頭痛に対する有用性

反復性緊張型頭痛患者1,900 名を対象に、アセチルサリチル酸・アセトアミノフェン・カフェインの3剤併用、アセトアミノフェン単剤処方、およびプラセボを比較したランダム化比較試験が行われました。

2時間後の疼痛を比較したところ3剤併用群では28.5%、アセトアミノフェン単剤処方群では21.0%、プラセボ群では18.0%に症状の緩和が見られました。

3剤併用に比べると改善率では劣るものの、プラセボ群に比べるとアセトアミノフェンの反復性緊張型頭痛に対する有用性が高いと分かります。


まとめ

まとめの見出し画像

臨床試験の結果からタイレノールの有効成分であるアセトアミノフェンは、発熱や頭痛、歯痛・抜歯後の疼痛、反復性緊張型頭痛の症状緩和に効果的と分かりました。

非ピリン系の消炎鎮痛剤であるタイレノールは比較的安全性が高く、胃腸への影響が少ない点がメリットの1つです。

今回の記事を参考にタイレノールの効果について理解し、用法用量を守って正しく服用してください。

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    4,240円~

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