レボフロキサシンとはどのような有効成分?特徴や作用機序、効果を解説!
お薬通販部スタッフ[監修]
レボフロキサシンは細菌増殖・合成を促す酵素の働きを抑えることからさまざまな細菌感染症に適応し、他の抗菌薬よりも優れた効果を発揮する有効成分です。
今回はレボフロキサシンがどのような有効成分なのか、さらに詳しい特徴や作用機序、効果を解説します。
目次
レボフロキサシンはどんな有効成分?
代表的な抗菌薬のレボフロキサシンはどのような有効成分なのでしょうか?
レボフロキサシン配合の抗菌薬の服用を始める際に知っておきたい、有効成分の特徴や作用のメカニズムを詳しく見ていきましょう。
レボフロキサシンとは
レボフロキサシンは、お薬通販部にラインナップがある「クラビリン」や「レボフロックス」に使用され、以下のような特徴がある「ニューキノロン系」の抗菌薬です。
レボフロキサシンは上記のような特徴から、婦人科領域や皮膚、呼吸器の細菌感染症など適応範囲が広い抗菌薬となっています。
レボフロキサシンの作用機序
レボフロキサシンが細菌感染症が原因の幅広い症状、グラム陰性菌にも効果を発揮するのはどうしてなのか、作用の仕組みが気になるところではないでしょうか?
そもそも細菌感染は性器や呼吸器、皮膚などに細菌が入り込み、酵素によって合成・増殖されることが原因です。
また細菌が侵入すると広範囲に分布し、一度に複数の症状が出る傾向にあります。
有効成分のレボフロキサシンは、細菌増殖・合成の酵素となる、以下などを阻害し症状の改善や予防に働きかけ、殺菌や抗菌にも効果を発揮します。
このような特徴から、レボフロキサシンは細菌感染症の早期の症状改善・予防効果が期待できます。
クラビリンは、アイスルファーマシューティカルが開発したニューキノロン系の抗菌薬で、クラビットのジェネリック医薬品です。主にクラミジア治療薬などとして使用されています。クラリビンは人の細胞に影響を与えることなく、細菌に対してのみ毒性を示すという働きを有します。 1箱:897円~ |
レボフロキサシンの効果と有効性
クラミジアや淋菌、皮膚感染症などは日常生活を過ごす上でかかってしまうことが少なくはありません。
そのため有効成分のレボフロキサシンはどの程度の効果や有効性があるのか、知っておきたいポイントではないでしょうか?
レボフロキサシンの詳しい効果と有効性をまとめてみました。
レボフロキサシンの効果
レボフロキサシンは以下のような細菌感染症・菌種に効果を発揮します。
適応症状 | クラミジア、淋病などの性感染症 マイコプラズマ肺炎、レジオネラ肺炎 扁桃炎、咽頭炎 急性気管支炎 歯周病 呼吸器、耳鼻科領域の感染症 |
適応菌種 | ブドウ球菌属 レンサ球菌属 肺炎球菌 淋菌 モラクセラ・カタラーリス 炭疽菌 結核菌 ペスト菌 コレラ菌 レジオネラ属 ペプトストレプトコッカス属 プレボテラ属 クラミジア属 マイコプラズマ属 |
レボフロキサシンの有効性
レボフロキサシンは国内Ⅲ相試験において、細菌感染症の症状別に以下のような有効性が報告されています。
症状 | 有効率 |
肺炎 | 101例中94例、93.1% |
子宮内感染 | 61例中58例、95.1% |
子宮頸管炎 | 31位例中29例、93.5% |
急性気管支炎 | 14例中14例、100% |
慢性呼吸器病変における二次感染 | 28例中28例、100% |
レボフロキサシンは上記の有効性から見ても、高い効果を発揮する抗菌薬であることがわかります。
まとめ
有効成分「レボフロキサシン」は数ある抗菌薬の中でも優れた効果を発揮し、数多くの医療機関・現場で継続的に使用されています。
細菌感染症の辛い症状に悩んでしまったらレボフロキサシンを正しく使用し、早期の症状改善・予防につなげていきましょう。
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