ゾニセップの効果とは?てんかんについても解説
ゾニセップはてんかんの治療薬で、エクセグランのジェネリック医薬品です。ゾニセップの効果および、てんかんの特徴について解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

ゾニセップはインドを代表するジェネリックメーカーの「サンファーマ」が製造・販売している医薬品です。
第二世代抗てんかん薬の1つであるエクセグランのジェネリックで、有効成分のゾニサミドにはてんかん発作を抑制する効果が期待できます。
本記事ではゾニセップの効果やてんかんの特徴について、はじめての方にも分かりやすく解説します。
目次
ゾニセップとは

ゾニセップの効果について解説する前に、まずはゾニセップがどのような医薬品なのか知っておきましょう。
抗てんかん薬の一種
ゾニセップは抗てんかん薬の一種です。代表的な抗てんかん薬の1つ「エクセグラン」のジェネリック医薬品で、有効成分としてゾニサミドを配合しています。
ゾニサミドはてんかんの新薬に用いられる成分の1つで、日本で認可されている数少ない有効成分でもあります。
適応症状
ゾニセップの先発医薬品であるエクセグランの添付文書では、ゾニサミドの効能・効果として以下の例を挙げています。
![]() ゾニセップは、サンファーマが開発した抗てんかん薬で、エクセグランのジェネリック医薬品です。ナトリウムチャネルの活性を抑制し、強直間代(きょうちょくかんたい)発作、欠神発作、ミオクロニー発作の他、パーキンソン病の手・足の振るえ強ばりの治療に使用されています。 1箱:1,800円~ |
てんかんについて

人間の神経は電気的な信号により伝達されますが、何らかの原因により激しい電気的な乱れが生じると、てんかん発作を起こすリスクが高くなります。
てんかんは日本人の1000人に5〜8人が持っているとされており、それほど珍しい病気という訳ではありません。
原因
てんかんの原因は大きく特発性と症候性の2つに分けられます。
特発性てんかんは検査をしても原因が判明しない症例です。症候性のてんかんは出生時の仮死状態や、低酸素、脳炎、脳出血、外傷など、脳の何らかの障害や傷が原因で発症すると考えられています。
分類
てんかんは大きく以下の3つに分類されます。
部分てんかん
部分てんかんは脳の特定の場所が原因で起こり、部分発作を起こす点が特徴です。部分てんかんはさらに症候性、特発性、および潜因性に分けられます。
全般てんかん
全般発作を起こすてんかんは、特発性(原発全般てんかん)と症候性(続発全般てんかん)に分けられます。
特発性(原発全般てんかん)は原因が分からないタイプのてんかんで、検査をしても脳に損傷などは見られません。
症候性(続発全般てんかん)は脳の器質性障害に起因しており、早期ミオクロニー脳症や早期乳児てんかん性脳症などが代表例です。
分類不能てんかん
上記のいずれにも該当しない症例が分類不能てんかんです。代表的な症例としてはドラベ症候群が挙げられます。
好発年齢
てんかんはすべての年齢層で発症する可能性がありますが、およそ8割が18歳以下に見られ、特に3歳以下の発症例がもっとも多いとされています。
ゾニセップの効果

ゾニセップには部分てんかん、および全般てんかんにともなう発作を抑える効果が期待できます。
また、ゾニセップの有効成分であるゾニサミドは、パーキンソン病やレビー小体型認知症にともなうパーキンソニズムに対しても効果的です。
ただし、パーキンソン病に対してゾニサミド錠を用いるのは、レボドパ含有製剤に他の抗パーキンソン病薬を使用しても、十分な効果を得られなかった場合のみです。
また、レビー小体型認知症にともなうパーキンソニズムに対してゾニサミド錠を用いるのは、レボドパ含有製剤を使用しても症状が残存する場合に限られています。
まとめ

ゾニセップはインドの製薬会社「サンファーマ」が製造・販売している、てんかん発作の治療薬です。
有効成分のゾニサミドにはNaチャネルやT-Caチャネルを阻害し、部分てんかんや全般てんかんの発作を抑える効果が期待できます。
今回の記事を参考にゾニセップの効果について理解し、てんかんの早期改善にお役立てください。
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1,800円~
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