アジーの副作用にはどんな症状がある?リスクと対処法を教えます!
アジーは性感染症の治療で高い有効性がある反面、副作用が見られる場合があります。 この記事では、服用する上で知っておきたいアジーの副作用を解説します。
お薬通販部スタッフ[監修]

クラミジアをはじめとする幅広い細菌感染症に有効性があるアジーは、服用時に副作用が現われる場合があります。
副作用の症状とその対処法、症状が現れやすいタイミングや副作用を避けるためのポイントをご説明します。
アジーの副作用と対処法

アジーの服用では、一定の確率で副作用が現われます。
副作用の症状はさまざまで軽いものから重大なものまであります。
ここでは、アジーの服用による副作用の概要とその対処法をご紹介します。
アジーの服用で見られる副作用の症状
アジーの服用で最も発生確率が高い症状は下痢と言われています。
ジスロマック錠250mgを服用した場合のデータによると、小児の服用の場合では、2歳以上で全体の1%程度(6例/602例)であるのに加え、2歳未満では6.5%(8例/124例)と高いことが報告されています。
また臨床試験と市販後の使用成績調査によると、0.1%~1%の確率で、発疹や白血球数減少、腹痛、吐き気・嘔吐、おなかの不快感や張る感じ(膨満感)が現われると報告されています。
そのほか重大な副作用の代表的なものには、呼吸困難や喘鳴を引き起こすショックやアナフィラキシー、お薬のアレルギーである薬剤性過敏症症候群、肝臓への負荷による肝炎や肝機能障害、失神や突然死につながる心電図波形のQT時間延長などがあります。
非常に低い確率ではあるものの、重大な副作用が起きる可能性はあるので服用時には注意が必要です。
副作用が起きたときの対処法
アジーの服用で現われる症状とその対処法は次のとおりです。
副作用の症状 | 対処法 | 症状が重い場合 |
下痢 | 服用の中止 下痢止め、整腸薬の服用 | 輸液(脱水が強いとき) |
嘔吐 | 服用の中止 | 吐き止め薬の服用 |
発疹 | 服用の中止 | 抗ヒスタミン薬 抗アレルギー薬 |
ショックアナフィラキシー | 気道の確保 救急車を呼ぶ |
このほか、めまいや動悸、胸痛などの症状が服用後に見られた場合は、危険な不整脈のサインである可能性があるため服用を中止しましょう。
アジーの副作用で注意が必要な点は、お薬の組織内半減期が長いことです。
つまり身体の中からお薬が消えるまでの時間が長く、対処後にふたたび症状が現われる可能性があります。
できる限り早めの段階で副作用に気づけるように十分に観察し、異常時には服用をすぐにやめることが大切です。
副作用が出やすいタイミング

アジーの有効成分であるアジスロマイシン1000mgの組織内半減期は68.1時間です。
組織内半減期の5倍の時間である14.2日間まではお薬の作用が続きます。
最後に服用してから2週間は、副作用の症状が現われる可能性があるので注意が必要です。
副作用を避けるために踏まえておきたいポイント

お薬の服用で副作用が出にくい人に共通するポイントは、免疫力の高さと健康的な生活習慣です。
体調が悪いときにお薬を服用すると、効果が強くなりすぎることで副作用が現れやすいと言われています。
これには免疫力の低下が関係していて、寝不足や食事の栄養不足などの原因があります。
また生活習慣が乱れると、臓器の機能に支障が出るリスクがあります。
アジーは肝臓で代謝されるため、肝機能の低下によってお薬が想定以上に強い効果を発揮して副作用につながる可能性があります。
このため臓器に負担をかけるような乱れた生活習慣を見直すことで副作用のリスクを下げることができます。
身体をいたわり、健康的な生活習慣を整えることが大切です。
まとめ

アジーは正しく服用すれば細菌の感染症に対して高い効果を発揮するお薬です。
副作用の症状を把握して、服用時には十分な観察を心がけましょう。
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