レビトラは男性に多く見られるお悩み、ED（勃起不全）の解決をサポートする代表的な治療薬の1つです。

正しく服用すると勃起力アップのための強い味方となりますが、その他の医薬品との飲み合わせに注意しないと思わぬ副作用を招く恐れがあります。

レビトラを服用している方はもちろん、これから服用しようか検討している方、およびパートナーの方も参考にしてください。

>>レビトラの通販・購入はこちら

レビトラの併用禁忌薬について

併用禁忌薬はレビトラ（バルデナフィル錠）との併用を禁止されている医薬品です。

併用すると最悪の場合は死に至る副作用を引き起こす恐れがあるため、レビトラを利用する前に、服用中の医薬品に含まれる有効成分を必ず確認してください。

レビトラの併用禁忌薬一覧

レビトラの併用禁忌薬は以下の通りです。

薬剤名など	臨床症状	機序・危険因子
硝酸剤およびNO供与剤  ・ニトログリセリン ・亜硝酸アミル ・硝酸イソソルビド ・ニコランジルなど	降圧作用が増強して過度に血圧を下降させる可能性がある	NOがcGMPの産生を刺激する反面、バルデナフィル錠には cGMPの抑制作用があるため、併用するとNOによる降圧作用 が増強する
・リオシグアト（アデムパス）	症候性低血圧を起こす可能性がある	併用するとcGMP濃度が増加し、全身血圧に相加的な影響をおよぼすおそれがある
CYP3A4を阻害する薬剤 ・リトナビル（ノービリア）	血中最大濃度が49倍に増加有効成分の作用が13倍の上昇半減期が10倍に延長	CYP3A4阻害によりクリアランスが減少
・アタザナビル（レイア タッツ）  ・ホスアンプレナビル （レクシヴァ）  ・ロピナビル ・リトナビル（カレトラ）ニルマトレルビル ・リトナビル（パキロ ビッド）  ダルナビルを含有する製剤 ・プリジスタ ・プレジコビックス ・シムツーザ	有効成分の血中濃度上昇、半減期延長のおそれがある
・ケトコナゾール内服薬  ・イトラコナゾール（イトリゾール）	血中が10倍に増加し、有効成分の作用が4倍に上昇するとの報告あり
・エンシトレルビル（ゾ コーバ）	血中濃度上昇のおそれがある
コビシスタットを含有する製剤 ・スタリビルド ・ゲンボイヤ ・プレジコビックス ・シムツーザ	血中濃度上昇のおそれがある	コビシスタットのCYP3A4阻害によりクリアランスが減少
クラスⅠA抗不整脈薬  ・キニジン ・プロカインアミド（アミサリン） ・ジソピラミド（リスモ ダン内服薬 ・シベンゾリン（シベノール） ・ピルメノール（ピメノール）  クラスⅢ抗不整脈薬  ・アミオダロン（アンカロン内服薬） ・ソタロール（ソタコール）	QTc延長の恐れがある	併用により相加的なQTc延長のおそれがある

上記の医薬品とレビトラを併用した場合、重篤な副作用を引き起こす可能性があるため絶対に併用しないでください。

レビトラの購入はこちら

レビトラは最短15分で効果を発揮するED治療薬です。 1箱：11,750円～

狭心症や心不全の治療薬

硝酸剤やNO供与剤といった循環器系の疾患に用いられる治療薬とレビトラ（バルデナフィル錠）を併用すると、降圧作用が強く出すぎて急激な血圧降下を招く恐れがあります。

収縮期血圧が90ｍｍHg以下に低下、もしくは30mmHg以上の急激な低下を引き起こした場合、心原性ショックにより意識の喪失を起こす可能性があります。

CYP3A4を阻害する薬剤

リトナビルやコビシスタットなどのHIV治療薬には、CYP3A4を強く阻害する作用があります。

レビトラ（バルデナフィル錠）と併用した場合、肝臓における有効成分の代謝が妨げられて薬の効果が出すぎたり、副作用のリスクを高めたりする恐れがあります。

高血圧の治療薬

レビトラ（バルデナフィル錠）には血管を拡張して血液の循環を促し、陰茎に送られる血液量を増加させる作用があります。

リオシグアト（アデムパス）などの高血圧治療薬と併用した場合、血圧が下がりすぎて症候性低血圧を起こす可能性があります。

真菌症の治療薬

抗真菌薬のケトコナゾール内服薬やイトラコナゾールとレビトラ（バルデナフィル錠）を併用すると、薬の作用が強く出すぎる恐れがあります。

新型コロナウイルスの治療薬

エンシトレルビル（ゾコーバ）は、軽度から中等度の新型コロナウイルスに対して用いられる代表的な治療薬です。

レビトラ（バルデナフィル錠）と併用した場合、有効成分の血中濃度が上がりすぎ、副作用のリスクを増加させます。

抗不整脈薬

キニジンやアミオダロンといった不整脈の治療に用いられる医薬品とレビトラ（バルデナフィル錠）を併用すると、QTcの延長を招く恐れがあります。

QTcの延長は失神や突然死のリスクファクターとなるため、レビトラ（バルデナフィル錠）との併用は絶対に避けてください。

レビトラを服用してはいけない人

心臓や肝臓、腎臓など内科系の障害を持つ人や、特定の医薬品を服用中の人はレビトラ（バルデナフィル錠）を服用してはいけません。

ここでは、レビトラを服用してはいけない人について解説します。

心血管系障害をお持ちの方

心血管系障害を持っており、性行為が不適当と考えられる人のレビトラ（バルデナフィル錠）の利用は禁止されています。

レビトラ（バルデナフィル錠）には血管を拡張して血液の循環を促す作用があるため、上記の方が服用すると心臓にかかる負担が増加します。

CYP3A4を阻害する薬剤を服用中の方

CYP3A4は医薬品の有効成分を代謝する主要な酵素の一種ですが、以下の医薬品を併用すると有効成分の代謝が妨げられ、副作用のリスクを増加させます。

上記の医薬品を服用中の方は、レビトラ（バルデナフィル錠）の併用を避けてください。

脳梗塞や心筋梗塞、脳出血の既往歴がある方

直近6ヶ月以内に脳梗塞や心筋梗塞、脳出血を発症した人は、レビトラ（バルデナフィル錠）を服用しないでください。

重度の肝機能障害・腎機能障害をお持ちの人

重度の肝機能障害をお持ちの人や、血液透析が必要な腎機能障害をお持ちの人はレビトラ（バルデナフィル錠）を服用しないでください。

また、血液透析が必要な腎機能障害をお持ちの人に対するレビトラ（バルデナフィル錠）の安全性は検討されていません。

網膜色素変性症をお持ちの人

網膜色素変性症をお持ちの人には、ホルホジエステラーゼ6（PDE6）の遺伝的障害を持つ例が少数ですが認められています。

ED治療薬にはPDEを阻害する作用があるため、網膜色素変性症をお持ちの人はレビトラだけでなくバイアグラやシアリスなどの服用も禁止されています。

過敏症の既往歴がある人

レビトラおよび有効成分のバルデナフィルに対して過去に過敏症の既往歴がある人は、レビトラを服用しないでください。

併用してしまった場合の対処法

ここまで紹介してきた医薬品を服用中の方や、心血管系障害をお持ちの人などは、原則としてレビトラ（バルデナフィル錠）を服用しないでください。

最悪の場合は死に至る危険性もあるため、服用前に医師や薬剤師に説明をしっかりと聞き、併用が不可能であれば他の方法を考える必要があります。

まとめ

レビトラ（バルデナフィル錠）をはじめ、ED治療薬の副作用のリスクはそれほど高くありません。

しかし、特定の医薬品を服用中の方や病気をお持ちの方がレビトラ（バルデナフィル錠）を併用すると、重篤な副作用を引き起こす恐れがあります。