バイアグラの正しい服用方法とは?効果を最大限発揮させるための注意点を解説
お薬通販部スタッフ
世界初のED治療薬として販売された大人気治療薬「バイアグラ」。
1998年の発売以来その圧倒的な効果から世界中で人気を博してきました。
しかし、バイアグラが優れた医薬品だからといって、むやみやたらに服用しても勃起改善効果は発揮されません。
この記事では、バイアグラの効果を最大限発揮するための服用方法や注意点を解説いたします。
目次
バイアグラの効果的な服用方法
バイアグラは有効成分としてシルデナフィルを配合するED治療薬であり、いわゆる「催淫剤」や「性欲増進剤」とは異なり、ED治療を目的として処方されるれっきとした医薬品です。
そのため、単純に性行為前に服用すればいいというわけではなく、勃起効果を最大限発揮するためのルールが存在します。
用法や用量を誤って投与すると健康を害するおそれがあり、食事の摂り方や薬を服用するタイミングによっては本来の効果が得られなくなってしまう可能性もあります。
ここではバイアグラを「安全」かつ「効果的」に服用するための服用方法を紹介いたします。
バイアグラを服用する最適なタイミング
バイアグラは通常、服用後30分〜40分程度で効果が発現し、約1時間後に血中濃度が最も高くなります。
そのため、バイアグラは性行為の1時間前に服用することで最大限勃起不全の治療効果を発揮することができるのです。
ただし、1日の投与は1回までになります。
連続して服用することで、極度の血圧低下状態に陥る危険性があるので注意しましょう。
バイアグラの適切な摂取量
バイアグラの有効成分シルデナフィルの推奨服用量は1回につき25mg〜50mgです。
効果は身体の大きさや体質によって個人差がありますので、25mgで効果が感じられない方は50mgを上限に投与量を調整できます。
ただし、65歳以上の高齢者や肝障害のある患者および重度の腎障害(Ccr<30mL/min)のある患者については、血漿中濃度の増加が確認されているため、25mgを開始用量としてください。
ちなみに、日本国内で認可を受けているのは25mgおよび50mgの二種だけですが、諸外国では100mgという高用量のバイアグラが主流です。
国内で100mgのバイアグラを入手する場合は個人輸入代行業者によるインターネット通販などを経由することになりますが、シルデナフィルを100mg含有するバイアグラを日本人の体格で服用するには薬効が強すぎます。
やはり、規定の用量を守っての服用がおすすめです。
バイアグラの推奨用量をまとめましたので、ぜひご確認ください。
対象 | 推奨用量 |
---|---|
64歳未満の健康な人 | 25mg~50mg |
65歳以上の高齢者・肝障害のある患者および重度の腎障害のある患者 | 25mg |
バイアグラ服用時の注意点
ここまでバイアグラのED改善効果を最大限発揮するための服用方法を解説してきました。
しかし、薬を飲むタイミングや服用量以外にも気を付けることがあります。
ここではバイアグラを服用する際に気を付けることを解説していきます。
バイアグラの効果を最大限引き出すためにも、ぜひ最後までご確認ください。
バイアグラの服用前に食事をしても良い?
結論から申し上げると、バイアグラは食事と共に服用することで効果が発現しない可能性があります。
そのため、基本的には「空腹時の服用」を心がけましょう。
バイアグラの添付文書には以下のように記載されています。
『健常成人16名にシルデナフィル50mgを食後又は空腹時に単回経口投与し、体内動態に及ぼす食事の影響を検討した。シルデナフィルのTmaxは食後および空腹時投与でそれぞれ3.0および1.2時間であり食後投与により吸収速度が有意に減少し、Tmaxが1.8時間延長することが認められた。Cmaxは食後投与で149ng/mL、空腹時投与で255ng/mLであり、AUCo-∞は空腹時に比べてそれぞれ42%および14%有意に減少した。』
バイアグラ錠50mg/バイアグラODフィルム25mg
バイアグラと食事のタイミングについてまとめましたので、ぜひご参考ください。
食前に服用する場合 | 服用後30分程度空けることで薬の成分が吸収された後ならOK |
食後に服用する場合 | 食後2時間程度空ければOK |
いずれのタイミングでバイアグラを服用するにせよ、軽めの食事にしましょう。
バイアグラの効果はアルコールに影響を受ける?
こちらも結論から申し上げると、お酒と一緒にバイアグラを服用しても問題ありません。
バイアグラの有効成分シルデナフィルとアルコールには相互作用が存在しないため、副作用や効果が強まるなどの危険性は極めて低いといえるでしょう。
むしろ、適度な飲酒であればリラックス効果が期待できます。
ただし、過度にアルコールを摂取してしまうと脳機能や神経伝達が鈍ってしまい、結果的に男性機能を低下させてしまうおそれがありますので、注意が必要です。
剤形ごとの特徴・注意点
バイアグラの有効成分シルデナフィルの服用方法は、適応症やお薬の剤型によって異なりますので注意しましょう。
錠剤
ED治療薬としてのシルデナフィルは、1日1回25~50mgを性行為の約1時間前に経口投与することを推奨しています。
65歳以上の高齢者の方や、肝障害を持つ患者および重度の腎障害のある患者については代謝が衰え、服用により血漿中濃度の増加が認められているため、25mgでの服用が勧められています。
また、1日の投与回数は1回を限度としており、投与間隔は原則的に24時間以上を空けます。
用法用量を守らず服用すると、副作用が生じたり薬剤の効果が過剰に発揮されたりする場合があります。
また、錠剤のメリットとしては、医療機関でも入手できること、ピルカッターなどで半分に割って飲むことができ用量を調節できることが挙げられます。
錠剤以外
ファイザー社からは「バイアグラODフィルム」が発売されています。
ODは口腔内崩壊錠とも言い、水分がなくても口の中で溶けてくれ、透析などの水分摂取制限のある患者さんは重宝します。
日常においても下痢止めや咳止めなどOD錠となっているお薬は多く、場所や時間を問わず服用できる利便性が人気の剤型です。
海外のシルデナフィルジェネリック「カマグラ」はゼリータイプ、チュアブルタイプ、発泡錠タイプなどさまざまな剤型をしており、必要に応じてすきなタイプを選ぶことができます。
また、数種類のフレーバーもあり、飲みやすくするための工夫が施されています。
錠剤 | カプセル | ODフィルム | ゼリー | チュアブル | 発泡錠 |
錠剤を割って用量調整できる | 滑らかで飲み込みやすい | 口内で溶け、水が不要 | 飲み込みやすく味が選べる | 噛み砕いて飲むため水が不要 | 水に溶かすため飲みやすい |
女性用バイアグラ
女性用に開発されたバイアグラとも呼ばれる製品「ラブグラ」「ラブスマ」なども、服用方法はバイアグラとほぼ変わりません。性行為の約1時間前に水で服用します。
また、ラブグラに関しては1回あたり錠剤を半錠、1日の服用回数は1回、投与間隔は24時間以上空けるなどの決まりがあります。しっかりと守り安全に使用しましょう。
まとめ
バイアグラの効果を最大限活かすために注意すべきことを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
バイアグラは基本的に保険適用外医薬品のため、「手軽に購入できる」とは言いづらいですよね。
だからこそ、いざ服用する際は最大限効果を実感したいという方が多いのではないでしょうか。
この記事がそんな皆様の参考になれば幸いです。
バイアグラを上手に使って充実したナイトライフを手に入れましょう!
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