• トップ
  • 体調が悪い時
  • ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患を徹底解説!

ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患を徹底解説!

ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけない人、禁忌となる症状や疾患について徹底解説します。アトピー性皮膚炎で悩む方が、安全に薬を使用するための情報を提供します。

アレルギー 体調が悪い時 からだ アトピー性皮膚炎

記事公開日:2025.07.01

最終更新日:2025.07.01

お薬通販部スタッフ[監修]

ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患を徹底解説!

アトピー性皮膚炎の治療に使われるベトノベートNスキンクリームは、炎症を抑えるステロイド細菌の増殖を抑える抗生物質が配合された塗り薬です。

この記事では、ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけないのはどのような場合か、また、どのような症状や疾患がある場合に注意が必要なのかを詳しく解説します。



ベトノベートNスキンクリームは何に効く?

ベトノベートNスキンクリームは何に効く?の見出し画像

ベトノベートNスキンクリームは、ベタメタゾン吉草酸エステルフラジオマイシン硫酸塩という2つの有効成分を配合した塗り薬です。

ベタメタゾン吉草酸エステルは、合成コルチコステロイドの一種で、炎症を抑える効果があります。

一方、フラジオマイシン硫酸塩は、アミノグリコシド系抗生物質で、細菌のタンパク質合成を阻害し、抗菌作用を示します。

これらの成分が組み合わさることで、炎症を抑えながら、細菌による感染を防ぐ効果が期待できます。

ベトノベートNスキンクリームは、以下の症状に効果が期待できます。


  • 深在性皮膚感染症、慢性膿皮症
  • 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)
  • 乾癬
  • 虫さされ
  • 痒疹群(固定蕁麻疹を含む)
  • 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染
  • 耳鼻咽喉科領域における術後処置



ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患

ベトノベートNスキンクリームを使用してはいけない人|禁忌となる症状・疾患の見出し画像

ベトノベートNスキンクリームは、すべての人に安全に使えるわけではなく、特定の状態によっては使用を避けるべき場合があります。

特に、以下のようなケースでは禁忌とされており、使用すると症状の悪化や新たな問題を引き起こす可能性があるため注意が必要です 。

  • フラジオマイシンに効果がない菌による感染症
    フラジオマイシンは、特定の細菌の増殖を抑える効果がありますが、その効果がない菌(フラジオマイシン耐性菌や非感性菌)による皮膚の感染症がある場合、この薬を使っても効果が期待できないだけでなく、症状が悪化する危険性があります。

  • 様々な病原体による皮膚の感染症
    細菌、真菌(カビ)、スピロヘータ、ウイルスによる皮膚の感染症や、疥癬(かいせん)、けじらみなどの動物性皮膚疾患がある場合、ベトノベートNスキンクリームを使用すると、これらの感染症の症状を悪化させてしまうおそれがあります。

    これらの感染症がある場合は、まずそれぞれの感染症に対する適切な治療を優先する必要があります。

  • 鼓膜に穴が開いている場合
    鼓膜に穴(穿孔)が開いている状態で、この薬を耳に使用すると、薬の成分が内耳に移行し、内耳の障害を引き起こす可能性があります。

  • 過去に薬の成分でアレルギーを起こしたことがある場合
    ベトノベートNスキンクリームの成分に対して、過去にアレルギー反応(過敏症)を起こしたことがある人は、この薬を使用できません。

  • 特定のアレルギー体質
    フラジオマイシン、カナマイシン、ストレプトマイシン、ゲンタマイシンなどのアミノグリコシド系抗生物質やバシトラシンに対して、過去にアレルギー反応を起こしたことがある人も、この薬を使用できません。これらの薬は交差感作といって、同じような構造を持つ薬にアレルギー反応を起こしやすい性質があるためです。

  • 皮膚の再生が妨げられる状態
    潰瘍(ただし、ベーチェット病によるものを除く)や、深いやけど(第2度深在性以上)、凍傷がある場合、この薬を使用すると皮膚の再生が妨げられ、治りが非常に遅くなるおそれがあります。





ベトノベートNスキンクリームは、アトピー性皮膚炎治療薬で、免疫抑制作用・血管収縮作用・抗菌作用などにより、炎症や腫れ・痒みを抑制させる効果があります。

1箱:1,307円~



感染症がある場合の注意点

感染症がある場合の注意点の見出し画像

ベトノベートNスキンクリームは、細菌真菌スピロヘータウイルスによる皮膚感染症がある場合、症状を悪化させるおそれがあるため、使用できません。

これらの感染症がある場合は、まず感染症の治療を優先する必要があります。

また、フラジオマイシンに対して耐性を持つ菌による感染症の場合も、効果が期待できないため使用は避けるべきです。

  • 伝染性膿痂疹(とびひ)、毛のう炎などの細菌感染症
  • 白癬(水虫)、カンジダ症などの真菌感染症
  • ウイルス感染症

これらの感染症がある場合は、自己判断で使用せず、必ず医師の診察を受け、適切な治療を受けるようにしてください。





まとめ

まとめの見出し画像

ベトノベートNスキンクリームは、アトピー性皮膚炎の症状を改善する効果が期待できますが、使用に注意が必要な場合があります。

特定の疾患や症状がある場合は使用が禁忌となります。

使用する際は、ご自身に当てはまる疾患や症状があるかの確認を必ずしてください。

おすすめ商品

  • ベトノベートNスキンクリーム

    ベトノベートNスキンクリーム

    ベトノベートNスキンクリームは、アトピー性皮膚炎治療薬で、免疫抑制作用・血管収縮作用・抗菌作用などにより、炎症や腫れ・痒みを抑制させる効果があります。

    1,307円~

この記事を書いた人

お薬通販部スタッフ

関連記事

症状から探す

薬品・成分で探す

お薬通販部

おすすめ記事

ページの先頭へ
タイトルとURLをコピーしました
タイトルとURLをコピーしました