バスピンの併用禁忌について解説!バスピンを服用してはいけない体質や薬は?
お薬通販部スタッフ[監修]
抗不安薬バスピンはベンゾジアゼピン系の抗不安薬よりも比較的安全性が高い、ブスピロンを有効成分として含んでいます。
そのため、副作用が少なく離脱症状が少ないという特徴があります。
しかし、バスピンとの併用が禁忌となる体質や薬があります。
ここでは、バスピンの併用禁忌の体質と薬について解説します。
目次
バスピンを服用しはいけない人
バスピンの主成分ブスピロンを服用してはいけない人がいます。
ここでは、バスピンの服用が禁忌となる体質について紹介します。
併用が禁忌の人
バスピンの服用が禁忌となる体質は下記の通りです。
バスピンの有効成分ブスピロンは18歳未満への服用が承認されていないため服用しないようにしてください。
併用禁忌の人が服用した時のリスク
バスピンの有効成分ブスピロンに対して過敏症の既往がある人は、バスピンの服用によりアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
そのため、バスピンの服用はしないようにしてください。
バスピンの併用禁忌薬
抗不安薬バスピンには併用禁忌薬があります。
バスピンの併用禁忌薬は抗うつ薬の1つであるモノアミン酸化酵素阻害薬です。
ここでは、バスピンの併用禁忌薬について紹介します。
抗うつ薬「モノアミン酸化酵素阻害薬」
不安障害に有効な治療薬バスピンの併用禁忌はモノアミン酸化酵素阻害薬です。
バスピンを服用する必要がある場合には、バスピンの服用開始14日前や服用終了14日後に、モノアミン酸化酵素阻害薬を使用しないでください。
モノアミン酸化酵素阻害薬の薬品名は下記の通りです。
併用禁忌薬を服用した時のリスク
モノアミン酸化酵素阻害薬は、モノアミン酸化酵素の働きをブロックします。この酵素は、脳内でドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニンといった神経伝達物質を分解します。
モノアミン酸化酵素阻害薬の効果は酵素の作用を阻害することで、神経伝達物質の濃度を高めることです。
そのため、モノアミン酸化酵素阻害薬バスピンとの併用によりセロトニン症候群や血圧の上昇といったリスクが高まる可能性があります。
バスピンは、インタスファーマ社が開発した抗不安薬で、バスパーのジェネリック医薬品です。非ベンゾジアゼピン系で不安障害やうつ病の方に処方されることもありますが睡眠改善効果もあることから不眠症の方にも使用されます。なんとなく不安を感じたり、緊張で睡眠不足が続く場合に脳内の緊張状態をほぐして入眠しやすくします。 1箱:5,650円~ |
バスピンと一緒に飲んではいけない飲み物
バスピンは飲み物との相互作用があります。
バスピンの主成分ブスピロンはアルコールとグレープフルーツジュースとの併用を避ける必要があります。
ここでは、ブスピロンと飲み物の相互作用について解説します。
アルコール飲料
アルコールには中枢神経系を抑制する効果があり、バスピンと一緒に飲むことでめまい、傾眠、集中困難などの中枢神経系の副作用が強くなります。
そのため、バスピンを服用する際には、アルコールとの同時摂取はしてはいけません。
グレープフルーツジュース
バスピンはグレープフルーツジュースとの併用により血中濃度が高まり、副作用が強まる可能性があるため、グレープフルーツジュースとの併用は避けるようにしてください。
グレープフルーツには、CYP3A4酵素を阻害するフラノクマリンが含まれます。CYP3A4酵素は、多くの薬や毒素を分解する役割を持っています。
そのため、グレープフルーツジュースには多くのフラノクマリンが含まれることになり、バスピンの血中濃度を高めるリスクがあります。
まとめ
ここまで、バスピンの併用禁忌の体質や併用禁忌薬、併用を避けるべき飲み物について解説してきました。
バスピンは、抗不安薬の中でも安全性が高い薬ですが、併用により危険な状態に陥る場合があります。
そのため、禁忌となる事項は必ず厳守して服用するようにしてください。
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