オルリスタットの効果とは?肥満の定義や原因も紹介!
オルリスタットは脂質の吸収を阻害する作用があり、欧米を中心に広く肥満治療薬として用いられています。オルリスタットの効果について解説します。
お薬通販部スタッフ【監修】

オルリスタットはスイスのロシュ社が開発した肥満治療に用いられる成分で、代表的な治療薬がゼニカルです。
現在ではゼニカルのジェネリック医薬品であるオルリガルやザモカル、オベリットなども肥満の治療に用いられています。
オルリスタットは食事から摂取した脂質の吸収を妨げる点が特徴です。
この記事ではオルリスタットの効果について徹底解説します。
肥満について

オルリスタットの効果について理解するためには、そもそも肥満がどのような状態なのか知っておく必要があります。
単に太っている状態を肥満と考える方もいますが、実際にはBMI(Body Mass Index:ボディマス指数)によって肥満かどうかが判断されます。
BMIは全世界に共通の肥満度の指標で、「体重(kg)÷(身長(m)の2乗)」で算出可能です。
子供の場合は別の指標が用いられますが、成人の方はBMIが25を超えると肥満と判定されます。
肥満のリスク
肥満になると見た目を気にされる方が多いですが、実際には以下に代表される健康被害を招くリスクがあると知っておく必要があります。
肥満がもたらす健康被害としては、関節炎や変形性関節症なども挙げられます。
肥満になるとその分だけ関節にかかる負荷が増すため、体重管理が重要と考えられています。
肥満の原因
肥満の主な原因は食習慣です。
脂質や糖質を過剰に摂取すると、細胞内に脂肪として蓄えられるため肥満のリスクが増加します。
また、一般的には摂取カロリーが消費カロリーを上回ると肥満状態に近づくと考えられており、運動不足も肥満の一因として挙げられています。
ただし、遺伝性肥満という病気が原因となるケースもあるため、食習慣や運動習慣を見直しても改善しない方は専門医の診察を受けるのがおすすめです。
オルリスタットについて

オルリスタットはスイスのロシュ社が開発した肥満治療薬で、アメリカやヨーロッパを中心に100ヶ国以上で承認されています。
日本では医療用医薬品としてのオルリスタットは承認されていませんが、2022年の11月に要指導医薬品として承認されました。
オルリスタットの効果
オルリスタットの主な効果は、リパーゼの働きを阻害して脂肪の吸収を妨げる点です。
日々の食事から摂取した脂質の多くは、膵臓から分泌される酵素の一種「リパーゼ」によって分解されます。
リパーゼによって分解されたグリセロールは小腸上皮細胞から、モノグリセリドと脂肪酸は腸管から吸収されます。
オルリスタットにはリパーゼの働きを阻害する作用があるため、グリセロールをはじめとする脂質の吸収を妨げることが可能です。
効果があらわれるまでの時間
オルリスタットは服用してからおよそ30分から60分で効果が最大になり、2時間ほど効果が持続します。
その後、48~72時間が経過すると、オルリスタットの効果は消失します。
オルリスタットを利用するメリット

ダイエットにオルリスタットを用いるメリットとしては以下の3点が挙げられます。
オルリスタットは食事から摂取した脂肪の吸収を妨げるため、無理な食事制限を必要としない点がメリットの1つです。
ただし、極端に脂質ばかりを摂取する食事を好む方は例外です。
無理な食事制限による筋力の低下を避けられるため、基礎代謝の低下によるリバウンドが起きにくい点も特徴です。
また、オルリスタットはアメリカのFDA(食品医薬品局)の承認を得ているほか、世界100ヶ国以上で承認されている比較的安全な治療薬です。
まとめ

オルリスタットはスイスのロシュ社が開発した肥満治療薬で、現在では100ヶ国以上で用いられています。
個人輸入代行サイトではゼニカルをはじめ、複数のオルリスタット錠が購入可能です。
オルリスタットを購入した際には用法・用量を守って正しく服用し、肥満の改善やダイエットにお役立てください。
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